呪言師は忍者になりました。【呪術廻戦×NARUTO】 (ページ23)

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22話ページ23

アスマは父親である火影から話を事細かく聞いていた。

アスマ(この子があの、呪われたっつう子か。まだこんな小さいのにな。カカシも随分目にかけてるみたいだしいい子なんだろうな)

それから3人でたくさんの話をした。
そして、不意にアスマがこう言った。

アスマ「しっかし、喋れねーっつうのは大変だな？言葉に呪いがこもっちまうってぇーのはなんとも厄介な事だな。

ん？意味のない言葉では呪いはこもんねーのか？
例えば、ご飯とか、タバコとか？」

棘は少し考えて紙に書く

棘[その言葉は言ったことがないのでわからないんですけど、意思のこもっていなくて、意味のない言葉なら大丈夫だと思います。]

アスマ「ならよ、なんか適当に会話できるように言葉作ろうぜ！確かお前さんおにぎり好きだったろ？
肯定はしゃけで否定はおかかみたいな感じで語彙をおにぎりの具で縛ったらどうだ？」

カカシも棘もアスマの突拍子のない言葉に目を丸くする。

カカシ「何言っちゃってんの？おにぎりの具で会話ってそんなの「しゃけ」できるわけっ、、、て、え？」

棘「しゃけ！いくら！明太子！」

アスマ「おぉ！やっぱりそれがいいよな！ほら見ろカカシ！棘もそう言っている」

棘は大人しいようだが実際は年相応に悪ふざけだったり、悪ノリが好きだ。
棘は楽しそうにおにぎりの具を喋り、またそれに応えるようにアスマも会話をしている。

カカシはまたしても目を丸くした。とげが喋っている。(おにぎりの具だか)

カカシ「いやいや、待て、アスマお前、棘がなんって言ったかわかんの？」

アスマ「当たり前だろ「わかった！これからはこうやって喋る」って言ってたじゃないか？」

さも当たり前のようにアスマは言う。そして、また楽しそうに棘と会話をしている(棘はおにぎりの具で)

その光景を見たカカシは出会って少しのアスマにわかって、なぜずっと棘を世話してた自分に棘のおにぎり語がわからないのかと悔しくなり、棘のおにぎり語をマスターすべく、棘に沢山話しかけるのであった。

ちなみに完璧にマスターできるまで2ヶ月かかったとか。
　

カカシがアスマに謎のライバル心が芽生えた瞬間だった。

ちなみに棘のおにぎり語を理解するのに火影様はカカシ以上にかなりの時間を費やした。

こうして、棘はアスマが連れてきた、紅や、ガイなど色々な人と交流していくうちに子供らしい笑顔を取り戻した。

○紅やガイ達との出会いは番外編などで書きたいと思います。