23話 ページ24
棘は喉の痛みも良くなり、栄養がついて体力が回復したので病院を退院し、火影邸へと移った。
カカシは2日ほど任務に行っていた為、棘の世話はアスマに頼んでいた。
棘「いくら、すじこ、昆布。ツナマヨー」
(カカシさん、この時間には帰ってくるって言ってたのに遅いな。大丈夫かな)
アスマ「そーだな、いつもより遅いな?でもまぁ、アイツは強いから大丈夫だろ。どっかで道草ても食ってんだろ」
棘「しゃけ!」
そう言ったアスマに棘はたしかにカカシは強いし、そう簡単に死ぬことはないだろうと頷いた。
それから1時間ほどしてカカシは棘のいる火影邸に帰ってきた。
カカシ「棘、遅くなって悪かったね。ただいま」
アスマ「おう、カカシ2日ぶりだな、ところで俺にはただいま言わないのかよ苦笑」
棘「高菜ぁ!明太子?」
(おかえりなさい!どうしたの?任務疲れたの?)
2日ぶりに会うカカシはどこかうかないような、疲れたような顔をしていた。
カカシはその棘の言葉に少し顔を歪めた。
カカシ(んー。顔に出てたか?棘にあの事をなんて伝えようか。。。全く本当いい加減にして欲しいよ。)
カカシ「棘。少し大切な話があるんだ。」
棘「?」
カカシが気まずそうに口を開く。
カカシ「棘の怪我も治って体力が回復したと言うことで、1週間後に、より詳しい調書を取る為と、あることをして欲しいと言うことで、狗巻家に行かないといけなくなった。多分母親とも面会することになると思う」
棘「!?」
アスマ「おいおい、それはいくらなんでも酷すぎるだろ。より詳しい調書って、んなの棘がいなくてもいいだろうが。」
カカシ「俺も火影様も反対したよ。だが、ダンゾウ様や上の人の命令でね。拒否した場合棘の預かりがダンゾウ様のとこになっちゃうんだ。
多分あの人のとこでは棘に自由はないだろうし、棘のためにはこうするしかないんだ。
ごめん棘。分かってくれる?」
棘は少し顔を強張らせながらもカカシやアスマ達といるには仕方がないと弱々しく首を縦に振った。
棘「、、しゃけ、、」
カカシ「大丈夫。俺も火影様も同行する。君に手出しはさせないさ。」
アスマ「俺も行く。だから棘安心しろ何かあったら俺もカカシも親父もすぐに助けてやる」
2人の言葉に安心して棘は今度は力強く首を縦に振る
棘「しゃけ!」
しかし、たくさん死体、母親の鬼のような顔を思い出すと棘の心は沈んでいった。
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年2月27日 15時