土方の中に潜む力の暴走 ページ22
原田から連絡を貰った忍田は迅と一緒に土方の部屋に向かった。
忍「山南さん、原田に呼ばれたんだが?」
山「土方君が起きないのですよ」
迅「え?」
迅は土方・山南・沖田・斉藤・原田の五人はブラックトリガーの影響と過去が影響して未来が見えないため、何が起きているのかが分からないのだ。
斉「山南さん、さっきより呼吸が荒くなり始めてます」
忍「土方さんが起きないとはどういうことですか?」
忍田と迅は、斉藤の言ったことと山南が言ったことの意味が理解できていなかった。
原「山南さん、準備しといたぜ」
山「ありがとうございます。原田君、二人に説明しといてもらえますか?」
原「おう・・・」
山南と斉藤は土方の部屋に向かった。
迅「土方さんがどうしたの?」
原「まず、座れ。今、土方さんは恐らく夢の中で何かが起きているんだと思う・・・だから今は呼吸が荒い状態で起きねぇんだ」
忍・迅「!?」
原「あの人が今、夢から覚めるまで待つしか何も出来ねぇんだ・・・」
その時、土方の部屋から沖田が原田たちを呼んだ。
沖「左之さんたち、今すぐ来て!」
原田たちは走って向かった。
沖「左之さん、土方さんの胸元を見て」
原「胸元?」
原田は見て驚いた。
胸元に桜の紋章があった。
原「!?」
迅「沖田さん・・・」
沖「土方さんが前に言ってたんだけれど・・・"桜の花は自分の鬼の名前の由来だ"て」
山「恐らく、鬼の名前で呼べば良いのかも知れませんが・・・」
忍「誰も知らないと・・・」
忍田の言葉に全員が頷いた。
その時・・・
土「はぁはぁはぁ・・・ちづ・・・る」
沖「あ!山南さん、千鶴ちゃんの書いた日記に書いてあるかも!」
山「コピーがありますから探しましょう!」
全員で土方の鬼の名を探した。
その頃、土方は闇の中で・・・
土「はぁはぁはぁ・・・くそ!」
今、土方の体は鬼の姿になっていた。
土「発作が・・・ぁあああああああ!・・・はぁはぁ」
土方の体は羅刹と鬼の力が暴走を始めていた。
土「はぁはぁ・・・意識が・・・」
土方は意識を失った。
その頃、沖田たちは・・・
迅「これ!」
忍「風間さんに鬼として名を貰ったのは"薄桜鬼"・・・これだな」
山「そうですね」
斉「ブラックトリガーの名と一緒だったとは・・・」
原「取り合えず」
沖「そうだね」
沖田たちは名を言った。
「薄桜鬼!」
名を言ったら土方の手が反応した。
忍「このまま、名を」
山「そうですね」
その頃、土方は・・・
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作者名：千歳 x他1人 | 作成日時：2019年3月30日 18時
