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彩ｓｉｄｅ(中２)
一週間後。
見事に、３０位以内に入り、点数も取り戻した。
私は舞い上がりそうになりながら帰宅した。
『ただいま！』
「お帰り彩。やるじゃない。やればできるんだから、普段から頑張りなさいよ。」
・・・私はいつも頑張ってるよ。
そう心のなかで、抗議した。
でも、認めてもらえたのは嬉しい。
だが。
「はいこれ、今週の参考書。」
『え・・・？』
私は頭が真っ白になった。
「やればできるんだから、今まで以上にやれば、もっとできるわよね！楽しみだわ！」
渡されたのは、先週の倍くらいある参考書の山。
「ああそれと、外出禁止はもういいわ。でも、外出するくらいなら、勉強なさいね！」
お母さんはそう言い残し、鼻歌交じりにリビングに戻った。
私はその場に崩れ落ちた。
『・・・・もう、やだ。』
お母さんはきっと、私の成績が上がることで、自分の評判が上がる、それだけしか頭にない。
やっとそれを理解した。
・・・・いや、ずっと前から分かってた。
ただ、認めたくなかった。
私のためだと言ってくれた、その言葉を信じたかった。
でもやっぱり、あの人は自分の評判しか頭にない。
あの人にとって私は、あの人の評判を上げる道具に過ぎない。
それを認めた途端、わずかに残っていた気力も失ってしまった。
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MadCat(プロフ) - ききょうさん» ありがとうございます！実はつい最近、再開したばかりでwこれからもがんばります！！ (2020年9月10日 20時) (
レス) id: 635a11a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ききょう(プロフ) - MadCatさん、初めまして。突然ごめんなさい、ききょうと申します！語彙が繊細でとっても素敵なお話ですね…！とても楽しませて頂いております！笑 長々とすみませんでした…これからも更新頑張ってください！応援してます！！長文失礼しました。 (2020年9月10日 17時) (レス) id: 41db9f3d9e (このIDを非表示/違反報告)
25253 - 更新頑張ってくださいね！ (2020年3月16日 14時) (レス) id: 130d6e5757 (このIDを非表示/違反報告)
MadCat(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！！！更新ペース、定まりませんが、頑張ります！！！ (2019年10月6日 18時) (レス) id: 36fa550942 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - このお話とっても好きです！頑張ってください！！！応援してます！ (2019年10月6日 17時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MadCat | 作成日時：2019年9月17日 14時
