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舞台から練習風景を眺める。

今日は見学に来て初日から三日目。


学校と監督から許可が降り(どうやら本気で黙らせた)、部員の多数決も満場一致でOK(虹村さんと黒子君との三人掛かりで丸め込んだ)。


よって今日、正式に入部が決まった。



桃「福沢さん!」

貴「!えっと…桃井…さん?」

桃「えっ、覚えててくれたの!?」


まぁ、同クラだし可愛いし。


桃「嬉しいなぁ♪ありがとう!」

貴「…いえ」


我ながら、私めっちゃ感じ悪い。

でも、桃井さんは気にせず朗らかに笑った。


桃「私、一軍のマネージャーやってるの!今日は来るの、ちょっと遅れちゃったんだけど…」


よろしくね!と差し出された手を握ろうとして、止めた。









…―――良いのかな。こんなに皆と関わって。









私が躊躇ったのを見て、桃井さんは慌てたように言った。


桃「ご、ごめん!!握手とか嫌だった?」

貴「………いや」


桃井さんが、怪訝な顔で首を傾げる。


貴「全然嫌じゃない…その…よろしく」

桃「!!」


私から手を伸ばすと、桃井さんは晴れやかに笑って、「よろしくね!」と手を握った。


桃「そうだ!
私のこと、下の名前って呼んでよ!苗字だと何か堅苦しいし…」


駄目かな?と眉尻を下げる桃色に、一も二も無く頷く。

こんなに可愛い女の子から頼まれたら、誰だって断れないでしょ…?


桃「ありがとう!じゃあ私も…呼んで良いかな?」

貴「…好きなように呼んで」

桃「やったぁありがとう!じゃあAって呼ぶね!」


小躍りでもしそうな勢いで喜ぶ彼女に、自然と和む。


黄「ももっちー!ちょっとー!」

桃「あっ、今行く!
じゃあまた後でね、A」

貴「…行ってらっしゃい」


さつきが黄瀬君の方へ駆けていってから、霞が側へ来る。


霞「…良い奴だな、皆」


霞は、本当は止めたいんだと思う。

私の体質を考えれば、入部しない方が良いかもしれないし、そもそも学校にも来ない方が良いかもしれない。

転校して、彼の負担もこれまでより跳ね上がった。

それでも、止めなかった。
私の考えを尊重してくれた。



貴「…ありがと」



普段は言わない言葉を、口に出してみる。

霞「何だ!?止めろいきなり気持ち悪い…」

貴「煩い」


…次からは言わないでおくことにしよ。


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ひゃっはー。(プロフ) - 突然の訪問失礼いたします。憶えていらっしゃいますでしょうか、以前夢主イラストを依頼されたものです。絵の方が完成いたしましたので、ご確認いただけると嬉しいですっ! (2016年6月4日 11時) (レス) id: 4686e450f5 (このIDを非表示/違反報告)
炎道朱梨(プロフ) - ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。頑張ります! (2016年5月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 0d2f3e46ea (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - やばいです。チョー面白いです。もう、、何て言うか言葉に表せないくらい面白いです。早く続きぐみたいっす! (2016年5月29日 19時) (レス) id: 47e894458e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炎道朱梨 | 作成日時:2016年3月11日 21時

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