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六頁 ページ7

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そして。


なんやかんやで、放課後の教室なう。

黒子君も黄瀬君も、部活があるって行ってしまった。

ちょっと心細い。





赤「遅れてしまってすまない!」

スタァン、とドアを開け、息を切らせている赤髪の男の子。


貴「廊下、走ると危ない…歩いてきて良かったのに」

赤「ありがとう。だがそうはいかないよ、相手を待たせてしまっているのだから」


うわぁ、紳士第二号。


赤「福沢さんだよね、俺は赤司征十郎」

貴「…知ってる」

赤「え?」


赤司君が、少し面食らった。

ホントに少しだけど。


貴「教えてもらった。キセキの事も、貴方の事も」

赤「そうか、なら話は早い」


赤司君が、ずい、と身を乗り出す。







赤「…バスケ部に、入ってくれないか」

貴「無理」

赤「即答!!?」


赤司君が、思わず、といった態で声を挙げる。


貴「だって、スポドリとかタオルとか出来ないし、こんな雰囲気だから、皆気分悪くすると思う、だから」

赤「仕事は覚えればいい。雰囲気なんて、すぐ皆平気になる」

俺の部活の人間は、そんなに了見の狭い奴らじゃない、と微笑む赤司君。


赤「それに、俺は福沢さんを見て、全然マイナスイメージが涌かなかった。寧ろ、優しいイメージしかないよ」

勿論今もだけど、と気付いたように付け加えて、赤司君は苦笑いを浮かべた。


赤「取り敢えず、見学だけでも来ないか?見て損は無いと思うんだ」



うーん、どうしよ。

一回行ってみる?

入るなら、霞に相談しなきゃいけないし。


貴「…わかった。行くだけ行ってみる」

赤「本当か!!」

貴「でも、入るかは別」

赤「それでも構わないよ。体育館で練習しているから…」


体育館…


貴「…案内してもらっても良い?」

赤「勿論だよ!じゃあ行こうか」

赤司君が満面の笑みで、私の少し前を歩く。


貴「あ、」

小さく声を挙げる。

窓の向こうに、見慣れた黒猫の―霞の依り代の尻尾。


赤「どうかしたかい?」

貴「…いや、何も」


黒い尻尾が揺れる。


…体育館で合流、ね。

了解。


小さく、俯くように頷くと、尻尾がふるり、と左右に揺れ、すっと消えた。





何か、掴めたかな。


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ひゃっはー。(プロフ) - 突然の訪問失礼いたします。憶えていらっしゃいますでしょうか、以前夢主イラストを依頼されたものです。絵の方が完成いたしましたので、ご確認いただけると嬉しいですっ! (2016年6月4日 11時) (レス) id: 4686e450f5 (このIDを非表示/違反報告)
炎道朱梨(プロフ) - ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。頑張ります! (2016年5月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 0d2f3e46ea (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - やばいです。チョー面白いです。もう、、何て言うか言葉に表せないくらい面白いです。早く続きぐみたいっす! (2016年5月29日 19時) (レス) id: 47e894458e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炎道朱梨 | 作成日時:2016年3月11日 21時

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