Promised Days (N.Oriyama) (ページ13)

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「おりちんはよーんっ」

「毎日うるっさ...はよ」

美玲とわたしのもうひとりの親友の朝はここまでがワンセット。最初のおりの攻撃(？)を受けたから、なんで美玲がこんなにおりの心を開けてるのか、すごい謎。前に竜生に聞いたけどなーんかはぐらかされたんだよね、気になる。

『おはよう、おり』

「はよ、なあ」

うわー、名前呼び！ぐっとくる...(？)とりあえずほほえみ返しておいたけど、心のフォルダに永久保存だよ。

2週間で知ったことだけど、おりはその可愛いお顔でファンをいっぱい抱えてるらしい(竜生いわく、心を開くこと自体珍しくてその性格を知られると離れてく子もいるらしいけど)。つまり、わたしも見事にその虜ってワケ。

まー、わたしはその子達と違っておりに心開かれてるけど。あと本性知っちゃってるけど。これまた竜生情報だけど、こんな短期間で仲良くなれた女の子今までにいないらしい。てなわけで毎日マウントとっちゃってるんだよね、笑

「今日ミーティングだって」

『そっか、あ、でも今日放課後ちょっと用事があって、いや、でもでも、マッハで終わらすしできるだけ早く部室行くから！』

「ふ、わかった。文化祭についてだから早く来いよ」

おりは馬鹿にしたように笑う。これ多分癖なんだよな、やめたほうがいいよ(誰)。

うん、とかろうじてうなずき、そしてはた、と気づく。

『...おり、この学校って文化祭いつなの...』

おりの呆れた顔が目に入った。ちなみにさ、もう見慣れたよその顔。