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「おはよー！なあ！」
2週間ほど経ち、ありがたいことにたくさんの友達ができた。特に美玲は転校初日から仲良くしてくれてる。
『おー、美玲！おはよ！』
「なあ今日の小テスト勉強した？美玲やってないんだけどいけるかな、笑」
『いけるっしょ、最悪改ざんしてもらいな、笑てか隣誰だっけ』
「きょん」
美玲は竜生のことをきょんって呼ぶ。わたしもふざけてたまに呼ぶけど。どうやら深田→深キョン→きょんらしい。美玲と竜生はすごく仲がいいんだよね。前に付き合ってるの、て聞いたら双方からすごい勢いで否定された。勢いすごすぎてあのときは爆笑したなあ、笑
てゆか、竜生なら全然改ざんしてくれそうだけど。なんならしてもらってる側っぽい(偏見)。
「ねー、なあ聞いてる？」
『あ、ごめんごめん、きょんかあ』
「なに、俺の話？」
「お、きょん。はよ」
タイミング良。そうそう、竜生って背が高いから153cmのわたしには首がきついんだよね。あ、でもりっくん先輩のほうがきついけど、笑
『今きょんの話してたー』
「なあ、それは語弊があるわ」
「えー、なあに話してもらえるとか嬉しんだけど」
「ん？美玲は？お？」
おんなじクラスだから靴箱で靴を履き替えて2人の後ろについていく。まだいちゃいちゃしてる。2人にそんな素振りはみじんもないからからかうノリだけでも楽しい。
まだ2週間だけだけど、このたった2週間でみんなのことが大好きになった。前の学校よりもいい人に恵まれてるってすごく思う。
そしてわたしにはもうひとり、誰よりも優しい親友ができた。と、前を歩く2人が振り返った。
「ねえ、なあはどう思う？」「美玲が悪いよな？」
『え、ごめん、聞いてなかった、笑』
ついつい笑いが溢れる。美玲はいつも面倒見が良くてわたしにとってのオンニみたいな感じなのに竜生と喋ってると男子中学生みたいなノリになる。みてるだけでも楽しんだよね。
「嘘でしょ？ちょっと聞いてよ、きょんがさ、」「おいおいちょっと待てって！」
わたしは2人で話してると思ってたけど、2人はわたしが話に入ってると思ってたみたい。そんなところがあったかくて好きなんだ。これからもたくさん、思い出が作れたら良いのに。
一回データ消えて泣きながらもう一回書いたので(誇張)ほんとに微妙な感じになっちゃって2重で泣いてますよろしくお願いします
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作者名：ミル | 作成日時：2022年8月5日 17時
