たとえ卑怯者だとしても【宮侑 白布賢二郎】

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侑side






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白布と別れ、嬉しそうに自分の部屋へと廊下を歩いて行くAの後をつける





侑「(なんや…俺の部屋のすぐ側やん)」





Aがドアを少し開けた瞬間






侑「こんな時間に何しとったん？」






『…っ⁉』





Aの口を塞ぎ
ドアをこじ開けて部屋に侵入した






＿＿＿ドンッ！！






『きゃ⁉』






背中を押すと床に倒れるA






その隙に鍵を閉める





『いた…っ』





Aは腰をさすりながら立ち上がると
俺を見て真っ青になった





侑「やっと二人きりになれたなー」





『なん、で…』





後退りするAをジリジリと壁に追い詰める





壁にぶつかったAは行き場を失い狼狽えた





侑「何やねんさっきの…どうせ白布は俺らがどないな関係か知らへんのやろ？」






まあ、知られたらドン引きやろうな…






顎を掴んでAと目を合わせる





今にも泣き出しそうな表情にゾクリとした





侑「彼氏おるなんて…生意気な女」





腰のラインを下から上に撫でる





『あっ…』





侑「………。」






こいつやっぱり…





侑「お前、俺以外とヤっても満足できん身体になっとるやろ？俺が触るだけで喘ぎ声…」






『やめて！！聞きたくない…っ』






Aが目を伏せて唇を噛み締める





…俺しか知らへんこいつの顔









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