平凡を求めて媚を売ってたのに何故こうなった。

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ケラケラと笑いながら許可を出した黒髪。

「ちょっ！高尾っち！

良いんスか？！」

「いやぁ〜、こんな美人さんに頼まれちゃ断れないっしょ！」


黄瀬が食い入るように聞いた問いにもヘラヘラと返す。

こいつは高尾か。


なぜ私と一緒の昼飯を許可した！


「びっ、美人なんてっ…。

そんな高尾君こそカッコいいよぉ？」


こてん、と首を傾げて言う。

ぶりっ子の王道ですな。


「うわぁ…ぶりっ子じゃないスかこの子。」


聞こえてまーす。

嫌そうな顔をして言う黄瀬。


黄瀬への印象はばっちし。


「銀崎ちゃん可愛いねぇ〜。」


高尾への印象は微妙…。


「スタイル良いなコイツ…」

「どこ見とるんお前。」

青峰への印象は分からない。

青峰にツッコミを入れたメガネの人への印象は…、これも分からず。


……バスケ部個性豊かだなホントに。

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