平凡を求めて媚を売ってたのに何故こうなった。

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ダメだ…。
赤司には効かない…。


汗がツーッと頬を流れる。

早くプールの授業始まってくれないかな。


そう思う３限目。
ジリジリと照らす太陽を睨み付けた。



「ぁっ…黄瀬なら…！」


確かあいつはモデルをやっていたはずだ。


ハートを付けて話しかければ嫌になってくれるはずだ。

いや、逆に素っ気ない態度の方が良いのか？



前者か後者か…。

うぬぬぬ。と唸っていると、


「銀崎さん？分からないところがあるのかしら？」


「えっ、あー、はい！じゃなくて…いえ！大丈夫です。」

「そう？なら集中して下さいね。」


「ごめんなさーい。」と謝りながら席に着くと、隣からチッと言う舌打ちと、


「目立ちたがり屋かよ、キッモ。」


「それな。赤司君緑間君にアピってんのか！的な？」

「そーそー」



という声が聞こえた。

そんなんじゃ無いっての。

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