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JN「そうだけど、でも、今こうやって、目の前にいる。
で、Aちゃんのさっきの言い方だと、好きだけど、ジョングクが芸能人だから我慢しているっていうように取れるけど。」
『それは、凄い解釈の仕方ですね。』
JN「ふふ・・・でも、間違ってる？」
ジンさんの言葉を、すぐには否定することができなかった。
それほどに、私の心の中のジョングクの占める割合は大きくなっていた。
思ってはいけないと、ずっと蓋をしてきた気持ち。
ずっと、一緒にいたい・・・・。
それが、つい溢れ出しそうになってしまい、口を閉じる。
JN「Aちゃんって、嘘がつけないね。面白いよ。」
『・・・でも、好きになってはいけないんです。
私、もう、大切な人を作りたくないんです。』
そう言うと、ジンさんは何で？と言うように首を傾げた。
私は１枚の写真を取り出し、ジンさんに渡す。
JN「っ・・・・これ・・・・。」
『私の大切な人が撮った写真です。
今は、その人に会うことはできません。
もう、二度と会えません。』
誰にも、話すつもりはなかった。
自分の胸の中にずっと隠しておくつもりだった。
けれど、ジンさんには話してしまいたくなる。
それは、ジンさんの優しさや温かさ、包容力のせいだろうか。
これが、防弾少年団の長男。さすがだ。
JN「これ、ありがとう。」
ジンさんは私に写真を渡す。
それをまた、大事に鞄にしまう。
JN「だから、あの時、あそこにいたんだね。」
『え？』
JN「いや、こっちの話。
二度と会えないって・・・・。」
『・・・・亡くなりました。
まぁ、結構前なんですけどね。
それ以来、もう、大切な人を作るのはやめようと思いました。
失った時のショックが大きすぎる。
もう、あんな思いはしたくないです。』
絶対に立ち直れないと思った。
毎日泣いて、笑うこともできなくなって、世界がまるでモノクロになったようだった。
そんな時に見つけたのが、あの写真だった。
写真とともに、あの人の言葉が書かれていた。
それをきっかけに、私の世界はまた色づき始めたんだ。
今では笑うこともできるようになった。
もう、あんな思いはしたくない。
ジンさんは、俯いた私の頭を大きく温かい手で撫でた。
JN「ジョングクはいなくならないよ。」
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
