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JN「やぁ、Aちゃん!」
『え、ジンさん!?』
それは、仕事は終わって家に着いた時だった。
あの日から、メンバーのみんなは順番でジョングクに会いに来た。
最初こそ、あの防弾少年団が家に・・・とドキドキしていたものの、馴れって怖い。
家に帰ってメンバ−がいても驚くことはなくなった。
まぁ、家にメンバーが来る日は決まって、ジョングクからメッセージが来るし。
『なんで、アパートの前にいるんですか?』
今日はジョングクから誰も来るなんて聞いてないはず。
ジンさんは変装用の帽子とマスクから見える目を細める。
JN「ごめんね。どうしても、ジョングクのいないところで話がしたくて。
連絡先も聞いていなかったし。
ちょっと、話せる?」
『はい。』
ジンさんとあの公園へと向かい、ベンチに座る。
JN「寒いのに、ごめんね。本当は喫茶店とかに入るべきなんだろうけど、そうすると見つかりやすいから。」
『大丈夫です。
ジンさんこそ、大丈夫ですか?』
JN「僕は大丈夫。厚着してきたからね。
はい、これ!まだ温かいと思う。」
ジンさんはポケットから温かいココアの入った小さなペットボトルを渡してくれる。
『ありがとうございます!!!』
ジンさんも、自分の分の飲み物を開け、一口飲む。
JN「Aちゃんさ。ジョングクのこと、どう思ってる?」
『・・・んん?』
口に含んだばかりのココアを噴き出しそうになる。
JN「あ、急だったね、ごめん!!!」
慌てて背中を摩ってくれるジンさん。
ほんとだ、急すぎだ。
何の突拍子もなさすぎる。
『大丈夫です・・・・で、それはどういう意味の質問ですか?』
JN「んー・・・・もう、率直に聞くよ?
Aちゃん、ジョングクのこと好き?」
微笑みながら首を傾けるジンさん。
その質問に、私の胸はドキリとした。
『好き・・・・じゃないです。
そんな、私とジョングクはそんな、住む世界が違います。』
JN「僕らだって、人間。Aちゃんと同じ普通の人間だよ。
まぁ、ジョングクは今幽霊だけど。
こうやって、今、僕とAちゃんは普通に喋ってるでしょ?
これのどこが、異なるの?一緒だよ。」
『でも、アイドルですよ。』
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にこ - 伏線?っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか!!!』ってなって面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年8月13日 22時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます!思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます!作者的にも2人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます!!報告嬉しいです! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます!深夜にごめんなさい!!切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月1日 22時