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『でも、それが本当のジョングクの生活だから。』





ジョングクを安心させるように、笑ってみせる。



JK「・・・本当は寂しいくせに。」




そう言って、私の頬に軽く唇を押し付けて布団に潜るジョングク。



今起きたことに思考回路まで停止してしまう、私。



え、ちょ、今何したの、この子。






JK「ヌナー。今日は僕が寝てから、布団に入ってきてください。
恥ずかしいんで。」




『いやいやいや、え?』



JK「布団に入ってきたら、襲いますからね。
僕は我慢強くないですからね。
ヌナが可愛いのが悪い。」





よく分からないけれど、ジョングクはご乱心らしい。



それでも、すぐ寝れてしまうのだから、ジョングクはもっと育つ予定らしい。




寝る子はよく育つってね。









翌日、仕事を終え、アパートへと歩く。





ここらへんは街灯も少なく、暗めの道。






だからこそ、安く借りられてるんだけど。



今日はジョングクから、鍋を作ったというメッセージが来た。







うちの幽霊は料理ができるなんて、凄いよね。


それを自慢出来ないけど。



いや、自慢出来るような友達すらいなかった。


あちゃー。








公園の前を、アパートに向けて歩く。






すると、後ろから自転車の音が聞こえたと思うと、急に体が突き飛ばされる。




思いっきりアスファルトにズサッと転んだ。







『いった!!え、何?』









力が加わった方を見れば、フードを被った人が勢いよく自転車を漕いで去っていった。






なんで、私は今突き飛ばされたのだろう。





別に鞄とか取られたわけではないし。



肘も膝も痛い。




ズキズキする。





まさか・・・ジョングクと一緒に住んでいることがファンにバレた?




・・・いや、幽霊だからバレるわけが無い。




とりあえず、あの人がまた戻って来ても怖いし、急いで帰ろう。



アパートまで走り、階段を駆け上がって3階にある自分の部屋に駆け込む。




JK「おー、ヌナ、おかえりなさい。
・・・・・・・・どんな冒険してきたら、そんな傷だらけになるんですか。
タイツに穴が開いて、血が出てるじゃないですか。」



膝を見れば、タイツが破れ、傷口から血が滲んでいる。


予想以上に傷が酷いことを目視で確認したことから、激痛を感じる。



『痛い痛い痛い痛い!!!!!』



JK「当たり前でしょ!そんなにすりむいてるんだから!!!!」

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にこ - 伏線?っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか!!!』ってなって面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年8月13日 22時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます!思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます!作者的にも2人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます!!報告嬉しいです! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます!深夜にごめんなさい!!切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月1日 22時

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