44. ページ44
さすが大人気のBTS。一緒にいすぎて見慣れてしまっているが、改めてこうやって見ると綺麗で整った顔だ。
JK「そんなに見られると照れます。」
『グクが最初に見てきたんでしょ？』
JK「ヌナの顔が見たかったんです。」
『ふふ、何それ。』
自然と笑みがこぼれる。
すると、グクが嬉しそうに目を細める。
JK「やっと笑いましたね。」
グクが私の頭を優しく撫でる。
JK「ヌナ、ずっと泣きそうな顔をしてたから。
ずっと心配してました。
でも、ヌナの笑顔を久しぶりに見れて良かったです。
この笑顔は、俺のです。」
グクは私の頬に手を添える。
真剣な顔してそう言うもんだから、妙に緊張してしまう。
JK「俺、ヌナの笑顔が好きです。
テヒョンイヒョンの横でいつも笑っているヌナはとても幸せそうでした。
ヒョンがヌナを笑顔にしていたのでしょうね。
でも、今はその逆。
ヒョンはヌナを傷つけるだけです。ヌナを笑顔にするんじゃなくて、悲しい顔にするだけです。
だから、俺がヌナを笑顔にしたい。」
グクの大きな瞳が真っすぐ私を見つめる。
『グク・・・？』
JK「テヒョンイヒョンの代わり・・・は嫌ですけどね。」
グクは切なく笑った。
グクの言いたいことがよく分からない。
JK「ヌナ、帰りましょう。送ります。」
グクは私の手を引いて立たせる。
『グクは、私にとって大切な存在だよ。
テヒョンの代わりなんかじゃない。』
JK「それは、弟として・・・でしょ？
そんなの、分かってる。
俺も、ヌナは大切な存在ですよ。昔も今も、これからも。
幸せになって欲しいと思います。」
『グクの話は難しくて、よく分からない・・・。』
JK「分からなくて良いんです。
わざと、分からないようにしているんで。
でも、俺だって、ずっとは我慢できませんよ。
一度はテヒョンイヒョンに譲ったんだ。
今のテヒョンイヒョンに譲る気はない。」
もっと分けわからなくなった。
けれど、グクの切ない気持ちが伝わってきて、私も胸が苦しくなる。
JK「まぁ、ヌナを困らせる気もないですけど。」
グク、なんでそんなに切なそうに笑うの？
その後何も無かったようにいつも通りのグクに戻り、私をアパートの下まで送ってくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マミ(プロフ) - 切なすぎる…！！どうなるの主人公ちゃんとテテ！！更新心待ちにしています。 (2019年11月18日 14時) (
レス) id: 53c4af20ee (このIDを非表示/違反報告)
maleeha baig(プロフ) - めっちゃすき！最高新しいの待ってます！ (2019年11月16日 21時) (レス) id: 55b7b5f843 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ子 - やばたん！面白い！更新、待ってます！テテや、過去に一体何が！？��(ﾟДﾟ) (2019年11月15日 22時) (レス) id: 8d4e6e492e (このIDを非表示/違反報告)
チムチムが好きな甘い砂糖のライオン - ジョングクのたくらみ2からとんできました!!作者さんの書く話は、全部面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2019年11月15日 16時) (レス) id: 91c6ce2bd9 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 2人にどんな過去があったのかめちゃくちゃ気になります…更新楽しみにしてます！！ (2019年11月14日 23時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆう
| 作成日時：2019年11月13日 16時
