赤司家の日常 (ページ6)

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6日目ページ6

ただいまデート中の麗と赤司。

手を繋いで歩くのは少々恥ずかしいけど。

でも久しぶりに征十郎の仕事が休みなので存分に遊ぼうと思います。

まぁ、遊園地とかそういう所ではなくて知り合いの家に行くだけなんだけど。

にしても知り合いの所に行くまでの道のりが長く感じる気がします。

なぜなら麗の隣にいる方が目立っているからです。

特に女性からの注目が多い。

そりゃ、私の旦那様はカッコイイけど......でも。

あんまり征十郎を見ないでほしい、とヤキモチを焼く麗であった。

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その頃赤司はというと幸福に満ちていた。

俺の妻が嫉妬している。

なんて可愛いんだ。

赤司が嫉妬をすることはあるが麗が嫉妬をすることは滅多にないため、

赤司はとても嬉しく感じていた。

それにしても俺の麗をそんなに見るな。

周りの視線(特に男)にイライラしている赤司でもあった。

「麗は俺のモノだ」

チュッ

そう呟いた瞬間、征十郎は麗にキスをした。

『な、なな何するの？こんな人前で！』

「すまない、我慢できなかった」

キスひとつでこんな真っ赤になる妻は本当に可愛い。

でもね。それ以上俺の妻にいやらしい目を向けるなら、

たとえ親でも許さないよ。

と心の中で忠告をする赤司であった。

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『そういえば、私、紫原くんに会うのって久しぶりなんだよね』

周りの視線を無視し始めた麗は赤司に質問をした。

「そうなのか？」

『征十郎はよく会ったりするの？』

麗と紫原敦は中学からの同級生である。

そして現在、彼は一流レストランのシェフをしている。

また、麗は他の｢キセキの世代」とも仲が良い。

昔は麗の夫である赤司征十郎ではなく、元海常高校出身の黄瀬涼太と

特に仲が良かった。

「たまにバスケをしたりするしな」

『そうなんだ。じゃあ、私も今度一緒に行きたいな』

「本当か！楽しみにしているよ」

『うん』

こうして他愛もない話をしているうちに紫原の家に着いた二人だった。