Ｎｏ．１５４ ページ5
･
「戒め…？報い？」
『うん。私は憎まれて当然だと思ってる
子どもがいなかったらとっくに自決してた。
私の首が欲しかったら
この戦争が終わってから取りに来て』
「「！？」」
みんなの顔つきが変わる。
『だけど私のために戦ってくれる人ももちろんいて
……それに、』
思い出すのは生前、
楽しそうに笑っていたデイダラの表情。
『いくら敵でも……プライドを捨ててでも
私を守ろうとしてくれた人も“いた”から
私もそう易々と殺されない。
でも私はこの命ある限り
この世界の為に力を使って死にたいと思う』
……あれ、みんな呆気に取られてる様な……
まぁいいや。
『それじゃ後は宜しくお願いします』
「え”」
我愛羅のそんな声は初めて聞くから
思わず笑ってしまった。
崖から飛び降りてカンクロウの元へ行く。
「ちょっ…！
お前そんなとこから飛び降りて大丈夫かよ！！」
遠くで黒ツチが叫んでるのが見える。
あの子…なんだかんだ私の事を気にしてくれてて、ニヤケ顔を抑えられない私に若干の人達が引いてる気もする…
『大丈夫！
言ったじゃん、私が死んでも腹だけは守られるって』
……私のその言葉に納得いかない様な顔をしてるみんただったけど
まずは行動だ。
＊
あれから私たちは部隊別にそれぞれ移動を始めた。
「デイダラが来なくても他の奴が来るかもしれないんだぞ？本当にいいのか？」
サイの鳥に乗って移動していた時
カンクロウにそう尋ねられる。
『うん。大丈夫』
「さっきから大丈夫大丈夫って……
それ、簡単に言ってる？」
まっすぐ前を向いて答えると、
突然隣からサイも割り込んできて。
眉を顰めて私をじっと見つめてる。
『本当だよ』
何がなんでもこの目だけは取らせないし。
と後付けすると
「それを心配してるわけじゃないんだけど」
と更に顔を顰められた。
この子、表情が上手く作れるようになってきてる…
これもナルトたちのお陰なんだろうな。
…私もナルトたちを…仲間を守りたい。
しばらくしてカンクロウが雲隠れの忍であるオモイに声をかけた。
「オモイ！
…オイ！オモイ！…聞いてんのか？」
「…！」
オモイは何やら深く考え込んでいるみたいで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(；▽；)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました！何度も読み返そうと思います(*･ω･)ﾉ (3月16日 23時) (
レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ！(´；ω；｀)最高すぎます、素敵な作品でした！ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´；ω；｀)次回作も頑張りますね！！！！(*`･ω･)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年2月10日 22時
