Ｎｏ．１８３ ページ34
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デイダラは強く私を抱きしめた。
『覚え、てるの？私の事……』
怖くて、もしそれが嘘だったらって
体が勝手に震え出す。
「お前が覚えてろっつったんだろ…A」
『……！』
ギュッと、彼の背中に腕を回した。
彼の香りはあの頃と変わらない。
『…っ、デイダラ…！』
「…泣き虫なのは変わんねぇな…うん」
死んでる状態で夢で合ってたのがデイダラだけだから
デイダラだけ私のことを覚えてたのかもしれない。
「勝手に死にやがって」
『ごめん……って、デイダラもじゃねーか!!』
顔を上げると至近距離でデイダラと目が合う。
体温のある彼と久々に触れ合って
なんだか小っ恥ずかしい気もする。
「テメェら…知り合いだったのか」
「……まぁ、
ずっと昔からの……な」
私はこれから
忍として生きるのをやめる。
そうすれば私に気づく人は居ないんじゃないかと
単純にそう考えた。
どこかの石碑とかに
鏡眼の “記録” が残ってなければね。
トビ…いや、オビトはそういうのを見て私と私の能力を知っていた。恐らくマダラも……
『デイダラ』
「…なんだよ」
『今度こそ、私がデイダラを守ってみせる』
ギュッと、デイダラのまだ綺麗な両腕を掴みながら
そう呟いた。
「フン…テメェに守られるオイラじゃ＿＿」
『それで、
今度こそデイダラとの子どもを産むのが夢』
「「ブッッ」」
同時に吹き出したサソリとデイダラ。
「お、お前…！
旦那の前で何言ってんだ!!うん!!」
「デイダラ…
お前が芸術以外に現を抜かしていたとはな…
芸術家はどんなときも＿＿」
「“孤独” なんだろ！！ハイハイ分かってるよ！うん!!」
サソリ、何だかんだちょっとからかってるよね。
デイダラのこと。
そんな2人の様子を見ながら笑う。
「…あとな…
テメェが守るのは自分自身だけでいい…うん
オイラはテメェに守られねぇと生きてられねぇような落ちこぼれじゃねぇし、何より」
『…？』
「これからは嫌でも一緒に居る事になるんだろうからな…うん」
『……ｳﾜｧ…言い方……』
「テメェコラァァァ…」
『ヒィッ……逃げろサソリの旦那ァァ！！』
「！！？」
「待てコラァァァ！！」
＿＿私はきっと、
彼と出会う為にこの世界に生まれ落ちたんだろう。
−−−END
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星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(；▽；)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました！何度も読み返そうと思います(*･ω･)ﾉ (3月16日 23時) (
レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ！(´；ω；｀)最高すぎます、素敵な作品でした！ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´；ω；｀)次回作も頑張りますね！！！！(*`･ω･)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年2月10日 22時
