No.175 ページ26
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サクラの言葉で視線が一気にこちらに集中した。
「あぁ……オレたちみたいな忍でもずっと無理して守ってくれてる…」
「さっきAには身を呈して庇ってもらったし…」
「
『!!』
サクラの声で毎回ビクゥ!と反応してしまう。
ナルトはそんな私を見て苦笑いを浮かべている。
でも、サクラが私たちをずっと見てくれてたってのがわかる。
自然と心が軽くなったように感じた。
「“私達を仲間だと心底思い知らせてくれてる”
ってことよ…!!」
「!!」
みんなの目付きが変わった。
さっきまでとは全然違う皆の顔つきを見て
こんな状況でどこか安心感を覚えてしまった。
さっきのサクラと綱手様を重ねて見てしまったのだ。
『…私、今ここで死んでも悔いは無いなぁ…』
「何言ってるんですか!!
お腹にお子さんがいるでしょ!
…私は2人を全快させる!
私達は私達のやるべき事をするのよ…!
どうせ死ぬなら何もしないより
自分なりに戦って死ぬ!!」
サクラがそう叫んだ瞬間、
一瞬にしてみんなが戦闘態勢に入った。
しばらくすると、シカマルといのの伝達が届いて
ここにいる忍全員で今から
“土遁” の印を結ぶことになった。
『なるほど…それで防ぐってことか』
「ちょっ、Aさんまだ回復してな_」
『私も精一杯戦う…
大丈夫。
最期には私が絶対なんとかして見せるから』
「!?(…さいごって…?)」
世界が終わってしまう前に私が“元に戻らせる”
尾獣玉が放たれたと同時に
いのとシカマルの連携でみんなが同時に印を結んだ。
「「「__土遁障壁!!!」」」
威力を弱まらせるつもりで全員で作りだした土遁の壁だったけど
全然弱まらない…!!
「う”ッ…!!」
威力に負け、チャクラも尽き
その場に倒れ込みそうになる忍たちもいるが
彼らも何とか耐えている。
『強い…ッ!』
強いけど、ここで倒れるわけにはいかなかった。
壁が壊れる度何度も何度も作り出す。
八尾の人柱力であるビーさんが途中、
合間に入って直接尾獣玉を止めてくれる。
『…使うしかないの…?』
切羽詰まったこの状況に、
禁術に手を染めようとしたその時だった。
__シュンッ
突然、尾獣玉か姿を消した。
……と同時に近づいてくる何者かの気配に気が付いた。
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星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(;▽;)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました!何度も読み返そうと思います(*・ω・)ノ (3月16日 23時) (レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ!(´;ω;`)最高すぎます、素敵な作品でした!ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´;ω;`)次回作も頑張りますね!!!!(*`・ω・)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年2月10日 22時