No.173 ページ24
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……あれから、何時間戦っているだろう。
ナルトの九尾のチャクラももう少なくなっているのか
私たちを纏ってる力が弱まってきてる。
それなのに、オビトとマダラの威力は全然削げない。
私の鏡花水月で創造した自分自身も
もうすぐで消えかかってる。
しかももう1人の自分は何人かを庇ってるらしく
私自身もそうだ。
……もし鏡花水月が消えてしまえば
私は立っていられるだろうか。
「ナルト、A…
皆を庇い防戦ばかりになってきているぞ
この状況に意味はあるのか?」
そんなタイミングでオビトの声が降り掛かった。
「ただ弱っていくだけだな…」
ぐっと唇を噛んで堪える。
目の黒さだけが深まってきてるようで、
そんな自分が情けなくて。
そんな時、後ろからナルトの声がした。
「1人になりてぇてめーにゃ分かんねぇだろうけどよぉ」
「…?」
「オレの近くに皆がいてくれる…
オレはそれがすっげー嬉しいんだよ!!
そんだけで力が湧いてくる…!!」
再び一斉に始まる攻撃だけど
オビトが時空間忍術で軽々と避けてしまう。
『ぅっ…、』
「Aさん!」
力が一瞬抜けて思わずよろけてしまった私を
すぐに抱きとめてくれたサクラ。
このままじゃだめだ
このままだと力尽きてしまう。
力尽きる前に何かできる事は。
この鏡の能力を悪用されずに使用する方法。
『……あった。』
「……え?…何があったんですか、?」
一つだけ、鏡の一族に代々伝わる禁術が。
でもまだ使うには早い。
その術は最悪の場合にだけ使いたい。
じゃないと皆の
…そんな時だった。
十尾がブルブルと小刻みに動き出し始めた。
『さっきからチャクラを溜めてるとは思ってたけど…』
「何をする気だ…?」
サクラと入れ替わるように私の体を支えてくれたのはカカシ。
「“天変地異”だ」
『…!?』
マダラが小さく呟いた。
「こうなれば鏡の娘…
力ずくでもその力、奪うぞ…!!」
『ッ!?』
___オォォォォォォ!!
十尾が叫び、大地が大きく揺れる。
「これからだぞ…楽しいのは!」
大地の大荒れ。
一瞬で“それら”は私たちに襲いかかる。
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星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(;▽;)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました!何度も読み返そうと思います(*・ω・)ノ (3月16日 23時) (レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ!(´;ω;`)最高すぎます、素敵な作品でした!ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´;ω;`)次回作も頑張りますね!!!!(*`・ω・)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年2月10日 22時