検索窓
今日:3 hit、昨日:22 hit、合計:14,471 hit

No.161 ページ12











木の影からミフネとハンゾウの戦いを
最後まで見届けた私は


チヨバア様たちとの戦いに参戦。










__それから数時間が経つ。








そんなある時の事だった。





「A!!避けろ__!!」



『……ッ…』










辺りも暗くなってしまって、

なんだか少し嫌な予感がしてたんだけど。






(急に避けろって言われても、)






胸元を見れば、急所は外してあるらしいけど
右胸辺りを貫通している骨。



君麻呂の血継限界だ…。





急所を外したのは…そっか、
私を生かして捕えなきゃいけないもんね。







「A殿…!!」



「早く治療を…!」








チヨバア様も今は敵ながらにして
目を見開いて私のことを見ている。


君麻呂の相手は侍たちが担ってくれた。






「お主…!」



『大丈夫です…チヨバア様、』





嫌な予感ってこの事だったのだろうか?

…それでもまだ嫌な予感は収まらなかった。







……だから。







「応急処置をします!」



『ゲホッ…

いや、』




「…?」





木陰に連れてこられるも治療を拒否して
私はそこから立ち上がる。







『行かなきゃ、』




「!?どこへ…!
急所では無くとも貴方、出血が…!!」







血を吐きながらも、制止を振り切って
私は“ある場所”へと足を運んだ。











しばらくすると聞きなれた愛おしい人の
うるさい叫び声が聞こえてきた。





「__もうキレた!カンニン袋の尾が切れた!
いいかげん爆発すっぞ!うん!!
いいのかコラ!?」




『__デイダラ』





「ッ!?」






私の声を聞くなり、
傀儡の中のデイダラは突然静かになった。




その場所にはカンクロウも居て。




「!
A…?戦ってたはずじゃ、

って、おま…!」




『シー!』






多分、カンクロウは私の姿を見て驚いたのだろう。

怪我してる事をデイダラに悟らせないため口止めした。






『デイダラのはカンニン袋じゃなくて…
爆発袋じゃなかった?』



「トビの真似してんじゃねぇよ!!うん!」



『あはは』



「テメェ」






早く言わなきゃ、





『デイダラ』



「…んだよ。
開けてくんねーんだったらどっか行ってろ…うん」



『ブフゥッ』



「テメッ…!さっきから何笑ってんだ!うん!!」





すっかりへそを曲げちゃって可愛い。





『…ハァ、』




「…、オイ」





デイダラは察しがいいからな…





にしても…出血が多い、










No.162→←No.160



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(;▽;)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました!何度も読み返そうと思います(*・ω・)ノ (3月16日 23時) (レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ!(´;ω;`)最高すぎます、素敵な作品でした!ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´;ω;`)次回作も頑張りますね!!!!(*`・ω・)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年2月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。