No.161 ページ12
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木の影からミフネとハンゾウの戦いを
最後まで見届けた私は
チヨバア様たちとの戦いに参戦。
__それから数時間が経つ。
そんなある時の事だった。
「A!!避けろ__!!」
『……ッ…』
辺りも暗くなってしまって、
なんだか少し嫌な予感がしてたんだけど。
(急に避けろって言われても、)
胸元を見れば、急所は外してあるらしいけど
右胸辺りを貫通している骨。
君麻呂の血継限界だ…。
急所を外したのは…そっか、
私を生かして捕えなきゃいけないもんね。
「A殿…!!」
「早く治療を…!」
チヨバア様も今は敵ながらにして
目を見開いて私のことを見ている。
君麻呂の相手は侍たちが担ってくれた。
「お主…!」
『大丈夫です…チヨバア様、』
嫌な予感ってこの事だったのだろうか?
…それでもまだ嫌な予感は収まらなかった。
……だから。
「応急処置をします!」
『ゲホッ…
いや、』
「…?」
木陰に連れてこられるも治療を拒否して
私はそこから立ち上がる。
『行かなきゃ、』
「!?どこへ…!
急所では無くとも貴方、出血が…!!」
血を吐きながらも、制止を振り切って
私は“ある場所”へと足を運んだ。
しばらくすると聞きなれた愛おしい人の
うるさい叫び声が聞こえてきた。
「__もうキレた!カンニン袋の尾が切れた!
いいかげん爆発すっぞ!うん!!
いいのかコラ!?」
『__デイダラ』
「ッ!?」
私の声を聞くなり、
傀儡の中のデイダラは突然静かになった。
その場所にはカンクロウも居て。
「!
A…?戦ってたはずじゃ、
って、おま…!」
『シー!』
多分、カンクロウは私の姿を見て驚いたのだろう。
怪我してる事をデイダラに悟らせないため口止めした。
『デイダラのはカンニン袋じゃなくて…
爆発袋じゃなかった?』
「トビの真似してんじゃねぇよ!!うん!」
『あはは』
「テメェ」
早く言わなきゃ、
『デイダラ』
「…んだよ。
開けてくんねーんだったらどっか行ってろ…うん」
『ブフゥッ』
「テメッ…!さっきから何笑ってんだ!うん!!」
すっかりへそを曲げちゃって可愛い。
『…ハァ、』
「…、オイ」
デイダラは察しがいいからな…
にしても…出血が多い、
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星夏(プロフ) - めっっっっっっちゃくちゃに最高でしたヽ(;▽;)ノめちゃ泣けました。本当に最高以外の言葉がないですm(__)m素敵な作品ありがとうございました!何度も読み返そうと思います(*・ω・)ノ (3月16日 23時) (レス) @page35 id: 5262425516 (このIDを非表示/違反報告)
R - もう本当に素晴らしすぎてなんて言ったらいいか…最高すぎます本当に。ハッピーエンドで良がっだね…ッ!(´;ω;`)最高すぎます、素敵な作品でした!ありがとうございますm(*_ _)m (12月6日 18時) (レス) @page35 id: eba19b90d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きを書いて欲しいくらい素敵な作品でした (8月27日 13時) (レス) id: 9411f7a30e (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - ミルクコーヒーさん» この作品マジで滝が流れるみたいにガチ泣きした。 (2023年3月15日 11時) (レス) @page35 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - みつさん» 私も書いてる途中うぐっってなってましたwwwコメントありがとうございます(´;ω;`)次回作も頑張りますね!!!!(*`・ω・)ゞ (2023年3月6日 10時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年2月10日 22時