Ｎｏ．８６ ページ37
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「…」
『？？』
言い出しにくいのか、少しの間無言が続いたけど
「作らねぇな」
『…え？』
「自分の命より
どれだけ大事な奴が居たとしても、できたとしても。
オイラはきっと恋人は作らねぇ……うん」
“つかそういう奴、いねーし”
と、粘土は弄ってないくせに
ただずっと粘土を見つめながらそう答えた。
「どっちかが辛くなるだけだぜ……うん」
そう呟く彼の横顔は、まるで何かを悟っているような
そんな切ない表情を浮かべているように見えた。
……それもそうだ、
彼は常に死と隣り合わせの生活を送っている。
そんな中で大事な存在を作っても辛いだけだ。
相手も自分も。
紅さんだってそうでしょ？
私だって知ってるくせに
でも好きなのをやめられない。
なぜならきっと、そんな辛さより
彼の存在の方がずっと大きいから。
『デイダラってさぁ、ホントに悪い奴？？
暁に入ってるとは思えないくらい良い人だよね』
「……はァ？お前、こんなのを良い奴だなんて言ってたらいつか死ぬぞ…うん」
『デイダラはきっと根がいい子なんだよ！うん！』
「話聞けよ!!つか真似すんじゃねぇ!!うん!!」
デイダラといると物理的にもそうだけど
やっぱり心が暖かくなる。
ポカポカしてくる。
プンスカ怒るデイダラがこれまた可愛くて、夜ご飯を食べに私はまた彼をホテルから連れ出したのだった。
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます！！まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(；ω；)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (
レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ！！ (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお！！！みなさんありがとうございます(´；ω；｀)今更コメントに気が付きました！！！！！めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります！！！ (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です！ドキドキします！更新、頑張ってください、応援してます！ (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ！！！デイダラ行かないでぇえええええ！ この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年12月18日 19時
