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No.77 ページ28





__その頃





*デイダラside





「__これで“二尾”も封印した
残りはあと三匹…解散だ」





リーダーの合図と共に印を解く。


約6日間も拘束されてりゃ、“本体”の方は体がバキバキだろうな。



さて、早くアイツんとこにでも…



「やっとか!」
「木の葉へ行くぞ飛段」




この今にも凍りそうな冷めた空気の中、
角都と飛段が1番先に口を開いた。



そういやこの2人、
木の葉で戦ってたんだっけか…


そこに“アイツ”も居たと聞いたが。







「角都、飛段
お前ら木の葉へ行くんなら一つ忠告しとくぜ…うん」





そんな今にも去っていきそうな2人を呼び止めると
2人は足止めを食らって苛立ったように振り返った。





「あそこにはうずまきナルトって人柱力がいる
そいつに遭ったら気を付けるこったな…うん」




「オイオイオイ!
てめーと一緒にすんじゃねーよデイダラちゃんよォ!」




飛段の野郎、ちゃん付けはやめろっつってんのに。



するとじっとしていた角都が

「首よりはマシだ…」

と相変わらずの毒舌で飛段をネタにあげた。




「ってオイ!コラ角都!
てめーはどっちの味方だ!?」


「……」





騒ぎ立てる飛段と黙ったままの角都に再度釘を刺す。




「あとお前ら、“鏡”はぜってー相手にすんなよ…うん」




「はぁ?んなの俺たちの勝手だろ!なぁ角都」


「オレたちの邪魔をする奴は誰であろうと容赦はしない」





あー言えばこー言う不死コンビ。
やっとアイツに会えると思えば死んでましたじゃ話は違ぇんだよ。




「いいか?お前らが手ェ出そうもんならいくらお前らでも許さねぇぜ…絶対殺してやるからな
…うん」



「だァから!それを俺に言うかァ?
デイダラちゃんまでよォ」




ポリポリと頬を掻きながら気だるげに言った飛段。
オイラの様子を見ていた角都が続けて口を開いた。





「お前があのおかしな芸術や敵以外に執着するとは珍しい事もあるものだな」


「なんだと角都…別にお前にオイラの芸術を味わわせてやってもいいんだぜ。うん」



「オイ!俺を忘れんじゃねーよお前ら!!」






気が付けばトビも合わせて4人、オイラたち以外のメンバーはいつの間にか姿を消している。





「ま、俺には関係ねーことだ!
そこまで言うならあの女を俺のものにでも…」


「いいから行くぞ」


「チィ……」




颯爽と去っていった2人。


最後の言葉は聞き捨てならねぇが……
仕方ねぇ……会いに行くか。








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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます!!まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(;ω;)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ!! (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお!!!みなさんありがとうございます(´;ω;`)今更コメントに気が付きました!!!!!めちゃくちゃ嬉しいです‪( ◜௰◝ )‬更新頑張ります!!! (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です!ドキドキします!更新、頑張ってください、応援してます! (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ!!!デイダラ行かないでぇえええええ! この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月18日 19時

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