Ｎｏ．７０ ページ21
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ささっとシャワーを済ませた私は髪を乾かしながら
さっきのデイダラの事を思い出していた。
『んふ、デイダリャ……せくしーだったな……』
我ながら変な態がすぎる発言だと思ったけど、
これは事実だからしょうがない。
ニヤニヤしながらドライヤーを片付け脱衣所を出ると
ベッドに座るデイダラがこちらを見つめていた。
「上がったのか
ってかお前ちゃんと水飲んだか？うん？」
『おかあさんみたい』
「誰がお母さんだ！うん!!」
怒った顔も整ってて羨ましい。
『ほんと綺麗だねえ』
「急に何の話だよ！うん」
ベッドに座ったままのデイダラをまじまじと見つめる。
こんな事お酒の力がなきゃ出来ないよなあ、
殺戮集団に所属してるこんなコワイ奴なんかに。
『髪長くて綺麗でサラサラだし
顔だって整ってて肌もツルツル…』
「!?」
『服ブカブカで可愛いし、細身だな…なんて思ってたけど脱いだらいい筋肉しててセクシーだし』
「ちょ、近…って酒臭ッ!!」
『うわ、腰細……
おおおお!!でもお腹はちゃんと硬い…！』
ドサッ。
デイダラをベッドに組み敷いて観察を続ける。
「おい！A…っ？」
『手、綺麗…なにこれ全部綺麗』
「ちょ、A」
『芸術は爆発だとか言ってりゅけど
自分のがよっぽど芸術なの自覚してんのかな…』
「A!!」
ガバッ、と視界が逆転した。
『んえ？』
「もういいから、やめろ」
少し頬を染めたデイダラが私を見下ろしている。
もしや彼は照れてる、のか？
『……眼福だ…』
「何言ってんだ!!
いつまでも酔っ払ってんじゃねーよ…、うん
まじで襲うぞコラ」
辺りを見回せばさすがはラブなホテル、
いい感じの雰囲気を醸し出してる。
……が、酔っ払いすぎた私は
そんな雰囲気さえぶち壊せる力を持っているようだ。
『ここそういう場所だったね…
デイダリャならいいや』
「あ”？」
ヒィッ
冗談で言ったのにデイダラの目が怖い。
今にも人を殺しだしそうだ。
「お前まじで、ふざけるのもいい加減に…」
『デイダリャ、大しゅきだよ……』
「………………ヘッ？」
『いつもありがと…また会いに来てね……』
「え？……………」
『私にとって、デイダリャは唯一無二の…ともだ…ち…』
ここで私の意識は途切れた＿＿
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「……好きってそっちかよ……
まじでどうしろってんだ……うん……、」
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます！！まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(；ω；)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (
レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ！！ (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお！！！みなさんありがとうございます(´；ω；｀)今更コメントに気が付きました！！！！！めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります！！！ (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です！ドキドキします！更新、頑張ってください、応援してます！ (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ！！！デイダラ行かないでぇえええええ！ この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年12月18日 19時
