Ｎｏ．５２ ページ3
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＿＿＿＿この日が来た。
「病み上がりなんだ…無茶はするなよ？」
先日のこともあり、
綱手様が眉をひそめ心配そうに言った。
『はい。私は大丈夫です』
「……、誰か別の者も、」
『いえ、私1人でも大丈夫なので』
「……そうか」
あれから2日経ったこの日、デイダラと初めて会った場所の近くでデイダラの知り合い(？)に会う約束をしている。
「いくらお前と言えどまたA級任務とは……
本当に大丈夫なんだな？」
『はい』
カカシ達には心配をかけるからと、私が今日任務に出る事は私が出ていってから彼らに知らせてもらう様にお願いしてある。
じゃないと追って来るだろうし。
だからお見送りは綱手様だけ。
『では、行ってきます。』
「…あぁ……ちゃんと伝令を寄越せよ」
『分かってます、それでは』
背を向け、木の葉を出ていく。
この密会がバレれば私はもう木の葉には居られないだろう…。
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「アイツ目が覚めたと思えば…急に変わったな
目の色も……
どうしたと言うんだ…」
綱手は
いつものおちゃらけた態度はどこに行ったんだろうかと
小さくなっていくその背中をずっと見続けるのであった
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『木の葉から距離は近い……けど。』
何故デイダラと会っていた事がバレたんだろう。
デイダラが話していたのだろうか？
イタチも知ってたくらいだし。
『……この辺り、なんだけど』
今日は、デイダラの知り合いと思われる人物に会うのが目的で引き受けた任務だった。
＿＿ｻﾞｯ
『！』
気配を感じ、振り返る。
チリン、チリン…といつか聞いた覚えのある鈴の音を鳴らしながらこちらへ向かってくる影がひとつ。
『……』
予想はしてたけど、暁と分かる格好をしている。
傘も深々と被って……。
みんな同じ格好だし、一瞬デイダラかと思ってしまう。
死んじゃったんだもんね…。
そう理解してしまえば、また世界が暗くなっていく。
…黒くなっていく。
私はきっと、デイダラが好きだったんだろう。
＿＿＿チリン。
男が、目の前で立ち止まった。
“暁”の構成員はどいつもこいつも
こんなオーラをしているんだろうか。
…力量が一目瞭然だ。
一応私も道中で変装はしてきたし、密会がバレる事に対しての問題は大丈夫だと思うけど……。
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます！！まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(；ω；)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (
レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ！！ (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお！！！みなさんありがとうございます(´；ω；｀)今更コメントに気が付きました！！！！！めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります！！！ (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です！ドキドキします！更新、頑張ってください、応援してます！ (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ！！！デイダラ行かないでぇえええええ！ この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年12月18日 19時
