Ｎｏ．６７ ページ18
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『デイダラきてくれてありがと』
私を横抱きしたまま固まっているデイダラに思いっきりしがみついて、その香りを堪能する。
すーはー、すーはー…
決して変な態ではない。と思う。
「おま……ほんと……あ”ぁ”もう!!」
デイダラの腕がフルフルと震えてる。
もしかして重かっただろうか？
確かに、今結構食べたし……
『ごめ、今日からダイエットするから……』
「しなくていい!!」
帰んぞ!!と叫ぶと私を横抱きのまま担ぎ直した。
やっぱり、彼の腕の中が1番安心する。
屋根を飛び越えるデイダラに身を委ね、
私は再び目を閉じた＿＿。
＊
「目ェ覚ませバカA!!」
『ッ…！ひゃいっ』
飛び起きるとそこは見慣れた景色。
私の体はベッドの上。
ラブなホテルに帰ってきていた。
「ったく…！
何知らねぇ奴について行こうとしてんだ!!うん！」
『ご、ごめんなしゃ……』
「呂律回ってねぇし
そんなになるまで飲まされやがって…」
グイグイと水の入ったグラスを頬に押し付けられる。
『デイダラ来ないし…独りだし…
…寂しくて、つい。ごめん…』
「ん”ん”」
おじさんみたいな咳払いしてる。面白い。
っと、睨まれてしまった。
「オイラが来なかったらマジでアイツらについて行ってたのか？うん」
『あ…うん。あの金髪の人の事デイダラだと思ってて』
「………………あ”ーーー。」
うずくまったデイダラ。
と思いきや私からどんどん距離を離していく。
「お前！まじで！言葉には気をつけろ!!うん!!」
『…？わかった。』
「分かってねぇな！」
そう言われましても…。
…はぁ、とため息をつくデイダラの横顔を見て
ふと先程見た夢を思い出してしまった。
じわぁぁっと顔がだんだん熱くなっていく。
『ッ』
「……、」
目が合った。
熱が上りすぎたのかクラクラする。
視界も潤んでデイダラの顔がよく見えない。
「……その顔だ」
『？』
「その表情で、さっきもあの男の顔見てただろ…、うん」
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます！！まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(；ω；)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (
レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ！！ (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお！！！みなさんありがとうございます(´；ω；｀)今更コメントに気が付きました！！！！！めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります！！！ (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です！ドキドキします！更新、頑張ってください、応援してます！ (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ！！！デイダラ行かないでぇえええええ！ この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年12月18日 19時
