Ｎｏ．６５ ページ16
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「……さん、！お嬢さん……」
『……ん』
肩を叩かれて目が覚めた。
顔を上げると視界がグルグルして、
再び突っ伏してしまう。
ってか、私ヤバい夢見た。
デイダラの事考えすぎて、
私がデイダラに食われる…
つまり、抱かれる夢を……
『ってうわぁぁあ！！ダメダメ！』
そんなふしだらな！！
ほんと私は何考えて……
「＿＿お嬢さん！」
『!?ひゃい！』
肩を強く叩かれ再び顔を上げた。
そうだ、私は誰かにさっき起こされてたんだった。
相変わらず目が回っているのか
視界はぐにゃぐにゃしてて相手の顔が良く見えない。
「起こしてごめんね、大丈夫？」
『……へーきれす』
目も回って呂律も回らないときたか。
とっても何故かそんなことは気にならない。
初めて飲んだし。
「全然平気そうじゃないよね」
『平気れす！』
なんて強がってはみるけど
正直、何も考えてないし……
カウンターで変な体勢で寝てたし、
夜の気温も相まって今更子宮が痛くなってきた。
「待ってて」
『……？』
私にここで待っているよう伝えた彼は
そのまま足早にどこかに行ってしまった。
『ねんむ……』
このまま眠っちゃったらあの夢の続きを見そう。
でもまぶたが重い……
そんな葛藤を繰り返していると再び声がかかった。
「待たせたな」
『…、』
さっきの人ともう1人がやってきた。
ボヤァっとしてるけど、鮮やかな金髪の男らしい。
ここでアホな私はその金髪と喋り方だけで
ある勘違いをした。
『……あれぇ、デイダラ…きてくれたの』
「…え？デイダラ？」
『任務やっと終わったんだ…
来てくれないかと思ってたぁ〜』
目の前に置かれた“ジュース”をまたごくごくと飲む。
やっぱり美味しい。
なるほど、
さっきの人がデイダラの相方のトビって人かな？
「あ、あぁ…そうそうデイダラだよ
早く帰ろうか」
『……ん』
わざと両手を広げてみせた。
『帰りが遅くなった罰です』
「あ、う、うん」
そう言うとぎこちない動きで
私を正面から抱き上げようとした“デイダラ”。
『…デイダラ…』
「ッ…」
ちょっとくらい、甘えてもいいよね
初めてこんな甘えた声を出したかもしれない。
首に腕を回そうとした、その時。
「おいコラ、手ェ離せ」
低く唸るように店内に響いたその声は……。
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます！！まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(；ω；)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (
レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ！！ (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお！！！みなさんありがとうございます(´；ω；｀)今更コメントに気が付きました！！！！！めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります！！！ (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です！ドキドキします！更新、頑張ってください、応援してます！ (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ！！！デイダラ行かないでぇえええええ！ この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年12月18日 19時
