No.60 ページ11
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『……』
「……しょーがねぇだろ。……うん。」
『……』
何も言えないとはまさにこの事だ。
いつもの宿が満室だったため、
別の宿に移動するつもりだったが…
どこの宿も満室だった。
こんな事ある??
そして私たちがたどり着いた先は……
そう、♡ホテルだ。
……言い方草。
『…まじでここしか無かったの?』
「お前も確認しただろ、うん」
『……。』
確かにほかの宿はどこも満室。
仕方ないとは思うけど…
『なんでここも一室しか空いてないの!!』
「んなの知らねぇよ!!うん!!」
オイラに聞くんじゃねぇ!
と言いながら服を脱ぎ出すデイダラ。
……って!!
『ちょ、ななな何脱いでんの!?』
「風呂入んだよ!!うん!!」
あ、そういうこと…
…デイダラは落ち着いてるのに、私はめちゃくちゃ動揺してる。ちょっと落ち着こう…
『ねぇ、私の今回の任務なんたけどさ……』
「ん?」
『しばらく木の葉に帰んないでおこうと思う。』
「……」
その旨、手紙で綱手様に連絡済みだ。
任務は手紙で大量に貰ってる。
何かこちらから急用があれば呼び戻す…
とだけ返事が来た。
デイダラは服を途中まで脱いでじっとしている。
『…デイダラはいつまで単独行動するの?』
相方もいるしね。
暁は基本、ツーマンセルだし……
「オイラはある意味望めば単独で行動できるっつーか…
今回もオイラが勝手にキレてついてくんなっつっただけだしな…うん」
『あー、確かに怒ってそう。短気だしね』
「あ”!?」
『ヒィッッ』
つまり、会おうと思えば結構会えるって事だよね
…それなら嬉しいかも。
って何考えてんだ!!
『ヒマだったらここに会いに来て…もいいよべつに。
私、ここでしばらく寝泊まりしようと思う。』
「……」
フイッと横を向いた私をじっと見つめたあと
フッ…と少し笑ったデイダラ。
「………仕方ねぇから来てやるよ、うん」
『……!』
上だけ服を適当に脱いで、
お風呂に入っていってしまった。
…ていうか、
このラブなホテルに男と泊まったとか聞いたら
あの過保護カカシがまた怒り出すだろうなぁ……
あとサクラと綱手様も。
皆を思い浮かべると思わず笑ってしまった。
つかデイダラ、私の反応見て楽しんでるだろアイツ。
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます!!まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(;ω;)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ!! (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお!!!みなさんありがとうございます(´;ω;`)今更コメントに気が付きました!!!!!めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります!!! (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です!ドキドキします!更新、頑張ってください、応援してます! (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ!!!デイダラ行かないでぇえええええ! この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月18日 19時