No.51 ページ2
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カカシの肩をかり病室へ戻ると
綱手様の大目玉を食らってしまった。
「何があった?」
『……なにも』
それから、カカシからの質問が続いた。
デイダラの事は言えないのでカカシの目を逸らし続ける。
『私も分からない』
「……お前の目が、真っ黒なんだ」
『……え?』
手鏡を手渡され、自分の目を見てみる。
鏡に映る両目の色は真っ黒だった。
いつもなら景色を反射してるみたいな
何かしら色のついた瞳のはずなのに。
『あれ……まるでイタチみたい、』
「……、」
暁か……
そこに行けばデイダラの残した何かに触れられるのかな
「……ゆっくり休め
また来る」
『……ありがとうカカシ』
部屋にはわたしひとり。
カカシの気配も無くなった。
そんな時だった。
__ピィッ
『……?』
外に一羽の鷹がとまった。
窓を開けてみると、
その鷹は私の頭上をクルクルと回っている。
……?何か足に付いてる……?
腕を出すと、頭上を飛んでいた鷹は私の腕にとまった。
『……手紙だ』
足に付けられた手紙を手に取り、開く。
“〇月〇日。
お前がデイダラと過ごした里で待つ。
お前と奴の秘密は守る”
『……!!』
デイダラを知ってる人からの手紙……?
もしデイダラ本人なら白い鳥を使いそうだし…
この日って言ったら明後日じゃん。
腕にはまだ鷹がとまっている。
…返事よこせってことか?
“わかった”
返す言葉も無いので、承諾の意だけを文字に写し
そのメモを鷹の足に縛り付けた。
いやでも…本当に誰だろう。
彼が死んだ今、秘密なんて……
サソリだって死んだってビンゴ・ブックに載ってたし。
とりあえず、体を休めることに専念しよう。
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ルナ(プロフ) - 他作品にもコメントさせて頂いたのですが、最高すぎたのでこちらにも書かせて頂きます!!まだ途中までしか読んでませんが、凄く引き込まれて感情移入してしまいます(;ω;)私の語彙力が無く申し訳ないですが、これからも応援してま (6月22日 13時) (レス) id: 83652a64fb (このIDを非表示/違反報告)
メイドさん(プロフ) - あーもうやだ。デイダラ行かないでぇ!! (2023年3月14日 19時) (レス) @page47 id: 69b2886171 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - うおおお!!!みなさんありがとうございます(´;ω;`)今更コメントに気が付きました!!!!!めちゃくちゃ嬉しいです( ◜௰◝ )更新頑張ります!!! (2023年1月22日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
辰巳晴香(プロフ) - 一番大好きな作品です!ドキドキします!更新、頑張ってください、応援してます! (2023年1月22日 13時) (レス) @page44 id: e3dc8f5aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あああああああ - うわぁあああああ!!!デイダラ行かないでぇえええええ! この小説面白すぎて感情移入してしまいます。。最高すぎる (2023年1月21日 16時) (レス) @page43 id: 3c843779c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月18日 19時