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No.4 ページ5






「まぁ待てよ、サソリの旦那」


「あ?」


「コイツ。
一つだけ言う事聞いてくれんだったっけか、うん」





この金髪はまた嫌なことを覚えてるし。
忘れててくれればよかったのに!




向かってくる輩をクナイで倒していくと



__ドォォォン…!!




『ッ、!?』





私が今から倒そうとしていた盗賊たちの周りで
突然爆発が起きた。


人の焼ける匂いがする。



どこから出てきたの、この爆発…!



『な、な……っ』





ひとり混乱していると





「芸術は……爆発だ!!」





なんていう物騒なセリフが後ろから聞こえてきた。


隣のおじさんはやれやれとした表情でデイダラくん?を見つめている。



……もしや、これは彼が?






「さ、邪魔者はもういねぇぜ
言う事聞いてくれよな、うん」



『……ナンデショウ』



「お前、オイラの手下になら……」
『なりません』

「……」




即答。

我ながらすごい速度で返事できたと思う。






「言う事聞くんじゃねぇのか?うん?」



『聞くけど…』


「じゃあ、」


『でもそれはいやです』






またもや即答してやると、
「ッチ」と舌打ちしたこのイケメン。






「めんどくせぇ。次の任務までには時間がある……
2日後の同じ時間、ここで待ち合わせるぞデイダラ」


「はぁ!?
単独行動かよ、サソリのだん……って、行っちまった。」





はぁー、と長く深いため息をついたこのイケメンは
手に持っていた傘を被り歩き出す。




「……ついてこいよ
んでこの近くにある里を案内しろ、うん」



『え』


「これが命令だ、うん」







さっきの命令よりこれはまだマシだ。


なんて思いながら、
先行く彼に駆け足で追いつく私であった……。

















「ここでいいか、…うん」



『……。』





たどり着いた場所は宿泊施設。



え、もしや……まさか……

そういう目でイケメンに目をやると
「違ぇよ!!」と叫ばれた。


まだ何も言ってない……。





「オイラが泊まる場所だ。
お前は何処に泊まる?」



『え?明日も一緒のつもりじゃないよね?』



この抜け忍と一緒に居ろと?
いや、命の恩人だしイケメンだし、むしろ嬉しいけど
怖いんだよ。私より強そうだもん





「はぁ?お前のせいで旦那と別れちまったんだから
お前は明日もオイラの付き添いに決まってんだろ、うん」




いや言い方がどこぞの彼氏なんよ。






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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

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