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No.3 ページ4





『…あの、腕は大丈夫ですか』


「…腕?」




なぜそんな不思議そうに私を見るのだ。



隠してる…?そう思って彼の手を取りまじまじと腕の観察をするも至って普通。むしろいい筋肉……じゃなくて。


ほら見ろ、私を見るおじさんの目が鋭いぞ。




『怪我してないの?』



「…?あぁ、そういうことか、うん
オイラの体とお前の体の輪郭に柔らかい弾力性のあるチャクラを纏ったんだよ

オイラの体だけ守ってたらお前の体がバキバキになるからな、うん」



『なるほど…!』





この人、私と同い歳くらいなのに
今の様子だと物凄い経験量。


しっかりしてるな
力だってなかなかに強いだろう。




…ただ、その額当てには抜け忍の印が。




『…そ、それじゃ……』



こんな強そうな相手2人も…しかも抜け忍。
今の私では適わないだろう




そっと後ずさりしていくもザッ、と距離を詰められる。
なにこれリンチ?





「おっと、待てよ
言うこと聞くんだろ?うん?」



『こわ。言い方賊かよ』



「あ?」



『すみませんでした』





いや、私雑魚すぎ。
木の葉の上忍とあろうものが……()





「…早くしろデイダラ。
なんか色々と集まって来やがった…」



デイダラくん?の後ろにいたおじさんがイラついた声色で言い放つ。



確かに集まってきてる…。





『さっきの奴らかァァァ』



私の落ちていく方向を見てたのね。




仕方ない……チャクラももう無いし、
コイツらは体術だけで片すしかない。


んで、その後はこの2人に殺られてオシマイ……か




『こんなことならやっぱ団子屋の団子食べてくるんだった……』





半泣き状態でクナイを手に取る。



「……」




2人からの視線が物凄いけど。





「お前見るからにボロボロだな」


おじさんの容赦ない言葉がよく刺さります。






『これでもA級の任務をこなしてきた所なんですー!
一睡もして居ないんですー!!』


出来ることなら休みたいよ!





「…フン、行くぞデイダラ」



そう言って去っていこうとするおじさん。
やっぱ助けてくれるのは都合のいい話か。

てか、私を見逃してくれるのは嬉しい誤算である。





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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

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