No.1 ページ2
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「こっちだ!」
「逃がすな…!」
『は……っ』
1人でのA級任務だったがなんとか成功し、
帰路に付いていたときだった。
……疲れて早く帰りたかったのだが、
運悪く盗賊集団に囲まれ全力で逃げている。
『仕方ない、使うか…!』
少しでも早く帰るために残りしておいた力だったけど…
私のこの《鏡眼》で、空の高い位置に自身の姿を創り出し、更にはその背中に羽まで付けてしまおう…なんて考えていたとき。
「させるか!木の葉のA……ッ」
『うお……っと、』
爆発札が貼られたクナイを顔スレスレに投げられ、
避けた反動で集中力が切れてしまった。
……が、
『“交”!!』
__ボフンッ
『間に合うんですなぁ…!』
なんと交換が間に合って今現在空の上。
ふふん、とドヤ顔で見下ろしてやると驚いた表情でこちらを見上げている。
背中に創造で付けた羽を動かそうとしたその時、
突然急降下する体__。
『……あれっ』
ま、まさかチャクラが切れた…!?
少し取っておいたチャクラを今のて使い果たしてしまったのか。
まずい。
非常にまずい。
チャクラも、なんなら力も無くなった上にこの上空である。
開けたこの地に飛び降りる物など何も無い。
『ふ、……っ』
急いで辺りを見回すも、やはり何も無い。
下には……
__下!?
私の真下に黒い服を着た2人組が歩いているのが見えた。
1人は傘を被り、もう一人は傘を手に取っていて綺麗な金髪が見えている。
あれはどう見ても忍っぽい。
ってか、それを願うしかないわ
『ちょっ、そこの黒ずくめ2人組のうちの金髪!
上上!!上見て!!』
「……?」
下にいる2人組が同時に顔をこちらに向けた。
『金髪!!受け止めて!!』
「!?」
まて、この勢いだとこの人も潰れ……
いやそんなこと言ってられる場合じゃない。
下にいるあの人に期待を……なんて考えていると
「自分で何とかしろよ!!」
なんていう冷たい返事が帰ってきた。
ってか、声的にあの人は男か。
金髪長髪の細身だったからつい女性かと……
って本気でまずい。
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時