ただの嫉妬でもナメてはいけない ページ8
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最近、悩んでいることがある。
『あ、デイ_』
「…」
スッと私の目の前を通り過ぎていく彼。
今、目合ったよね?
…
今ではサソリとペアを組んでいる。
今日はたまたまその2人に私が合流しているのだ。
そんな彼が目の前を通り過ぎていったかと思いきや、
すぐ向こうで鬼鮫と話をし始めた。
そう、最近付き合っている彼…デイダラが素っ気ないのだ。
私が重かったのかなとか
何か気に障る事でもしたかなとか
もちろん色々考えた。
考えたけど、心当たりは特に無い。
「…あれ?イタチ?」
するとそんな時にタイミングよく現れる我らがお兄ちゃんイタチくん。
鬼鮫もいるんだし、そりゃそうか
「・・・」
『…;;;』
今ではしょっちゅうイタチペアにお邪魔しているが、
未だにこの無口と無愛想には慣れない。
何考えてるのか分からないし
ただ、連携して戦う時には私の動きを読んで
それに合わせてくれるから、正直一緒に戦いやすい。
「…喧嘩か?」
・・・うん、さすが初っ端から痛い所を突いてくる…
まさに確信を突かれてしまった。
『やっぱりそう見えるか…私何かしたかなぁ
……あ、もしかして飽きられたとか?ハハ』
どうしよう
自分で言っておいて悲しくなってきた。
「ふん…」
そんな私を見て一度息を吐くと、
視線をどこかに向けたイタチ。
視線の先に何かを見つけたのか、
薄らと口角を上げている…
(わ…、イタチの笑ったとこ初めて見た…)
「…いや、そうでも無いかもしれん」
『??』
さっきからどこ見て言ってんの?
私もイタチの視線の先に目を向けようとしたその時、
[ぐいっ]
『…!』
突然、手を引かれて。
「じゃあ、今から確かめてみるか?」
『ぃ…いたち!?』
私の手を引っ張ったのはイタチで、
彼の整った顔が私の目と鼻の先にある。
『確かめるって、一体どうやって
てか、顔近っ…!』
グイグイ押しても適わなかった
忍である以前に男女の差は歴然である。
胸を押し返すも、頬に手を添えられ
傾けられたイタチの顔がどんどん近づいてくる…
『な、なに…!?
ま、待って待って…!』
イタチの左手は頬に、
そして右手は私の左手首を掴んで離さない。
するとその時だった。
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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時