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「じゃ、こっちに来い…うん」
『!』
声に振り向くと、地に降り立とうとしている鳥とその上に乗った男の子が私のことをじっと見ている。
『ッ』
「クソアマッ」
男の子から差し出された手を握り返すと同時に、
私に追いついてきた男に反対の手を掴まれた。
ギリギリと強い力で握られる。
「こんな細っこい腕なんて、俺にかかりゃすぐに折れちまうぞ…!」
『ひぃぃ』
なんで今日に限ってこんな目に遭うのだろう。
抱えていた果物は散らばってしまって…
…まぁ、洗えば問題無いだろうけど。
するとその時、
私の顔のすぐ横に気配を感じて振り向くと
「よォ」
…と、
男の子がオッサンと視線を合わせて笑っているのを見た。
(顔、近っ!)
男の子の反対の手は
私の手首を掴む男の手を掴んでいて
差し出してくれた手は今はもう私の背中に添えられている。
「よし…飛ぶぞ」
『__ぅえ!!?』
ぐわんっ!と突然浮かび上がった鳥。
いや、まって、落ちる落ちる…!!
宙に浮くオジサンが重いせいで下に引っ張られ、
私まで道ずれになりそうな予感。
「大丈夫だ…うん」
『へっ』
耳元で聞こえる、見た目に反した大人っぽい声に何故かドキドキさせられる。
すると次の瞬間_
「_よっと」
「う”ぁ!?」
『……っ!?』
突然、私の手首を掴むオッサンの手の甲にあまり見ない形をした刃物を突き刺した男の子。
これ…クナイ、って言うんだっけ?忍の…
って事は、普通じゃないとは思ってたけど
この人は忍…
ゾゾッ、と背筋を悪寒が走った。
「いい加減離せよ…うん」
突き刺した回数、およそ3度目で
オッサンは落ちていく。
落ちる瞬間を見たくなくて、
咄嗟に目を逸らした私。
[ドシャッ!]
『っ…』
聞こえて来た音が怖すぎて、まずこの状況が怖すぎて
ギュッと目を閉じて男の子の胸元に顔を埋めた。
「……うん?お前体、震えて…」
『!』
なんて残酷な人なんだろうと思ってたけど、
なァんだ、ちゃんと人の気持ちに__
「そんなにあのジジイにキレてんのか?
…うん?」
『』
「安心しろ
この高さから落ちても多分まだ生きてるが
ちゃんと殺すから…うん」
わぁ、とても眩しい笑顔だぁ
この人が普通じゃないなんてことは_(略)
…結論、思考回路までもが普通じゃなかった。
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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時