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「シケた面してんな…」
私に近づいてくると、
スルッと頬を撫でてきたデイダラ
『え、え、ここ3階……!』
「…うん?」
いや、どうやって窓から入ってきたの!?
混乱する中、
「き、貴様…!!不法侵入だぞ!!
大名の城に…!許されると思っているのか!!」
と声を荒立てる大名。
私の手を掴む大名の手に力が入り
ギリッと痛み出した。
デイダラはそんな大名を一瞥すると私の肩を支え
「知るかよそんなモン」
「つか、その手を離せ…今すぐに」
___ゾッ!
デイダラの鋭い眼光に完全に怯えきった大名は
ドアの方に後ずさりして行く。
「かっ、顔は覚えたからなっ!!」
(…大名、私を置いて逃げた)
所詮そんなやつなんだよ…
そんな奴のために死ぬの?私
顔を上げると、
デイダラと目と目が合う。
「…、大丈夫か」
(死にたくない)
この人と生きてみたい
『…どうしてここに?』
「お前を迎えに来た…うん」
『……!』
「こんなとこなんか出て、オイラと来いよ…うん」
わざわざその為に来てくれたって言うの?
『……すき』
「…え?」
思わず声に出してしまったその言葉
彼は聞き逃さずに
ちゃんと聞いていてくれてたようで
いつもみたいに爽やかに笑ったあと
「オレもだ」
と言って、私を抱きしめた。
・
−−−その後のはなし
『ねぇ、あの大名
もうずっと見つからないんだって』
今となっては行方不明となってしまったらしいあの大名
「へぇ…そりゃ面白……かわいそうな話だな。うん」
『・・・』
私は彼が犯人なんじゃないかと思ってる。
『ホントはなにか知ってるでしょ』
デイダラの頬にチュッチュとキスをすると
やがて
「……あ”ーーー…」
と言って蹲った彼。
「どうでも良い話だから話してなかったんだが……
思い出させたくもねぇし」
『いいよ、聞きたい』
「・・・」
ジトッと私を見つめたあと、
諦めたかのようにため息をついた彼。
「……爆破させても図々しく肉片が残っちまったから
全部あちこちに捨ててきた…うん」
『』
助けてくれたあの日、デイダラが忍だと聞いて
3階の窓から入ってこれたこと、
あの強い殺気のことの全てを肯けられたけど
今までに1番ゾッとしたのは
今この時の彼の発言だった・・・・。
・
end
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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時