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「あ?誰だ?」


『デ、デイダラ…っ』




慌てて後ろからデイダラの口を抑えた。






「ほぉ…朕の事を知らぬとは…」



ニィ、と目元を釣り上げた大名は舌なめずりをし
私と目を合わせてきた。




「こんな時間までその男と何をしていた?
なぜ背負われている?

わかっておるだうが今夜は特別だ…
朝まで離さんからな」



“仕置きだ”…と言って手招きをする。




そんな大名をギッと強く睨むデイダラ。



大名に向かうデイダラの鋭い視線がバレないうちに
私は小さく頷いた。



『……、はい』




気持ち悪すぎて、怖すぎて、
ギュッとデイダラの服を握った。

シワになっちゃったらごめんね



…巻き込んでごめんね





『…ここまでありがと』



「っ、おい?」



『私が選んだことなの』




彼の背中から降りた私は
これ以上デイダラを巻き込まないよう、

伸ばされた彼の手を振り払って
痛む足を引きずりながら


大名と共に夜の城へと姿を消した__












__翌朝、




『うぇっ……ごほっ、ごほっ…!』



昨晩の事を思い出しては
自室のトイレで嗚咽を繰り返していた私





『……もう嫌…』




思い出すのはデイダラの笑顔だった




部屋に戻って、

いっそこの窓から飛び降りる?
…なんて1人で嘲笑していたとき、





__ガチャッ!




誰かが勢いよく扉を開けてきた。





『!?』


「Aよ」




__大名だった。




「昨晩は最高だったぞ…!
お前は過去1番に良い女だ…!

本日をもってお前を側室に迎える!!」



『!?そ、そんな
困ります、突然…』



「…なんだ?
朕の命令が聞けないのか?

良いんだぞ…昨夜のあの男を探し出しても__」



『……!

…分かり、ました……分かりましたから、
どうかその人には手を出さないでください…!』





床に手を合わせ、蹲る。

そんな私の背中に手を置いてきた大名…。




「分かればよい…
お前はそれで良いんだ…ハハハ!」





(…決めた、こいつを殺して私も死のう)




ギュッ、と血が滲むくらい強く
手を握りしめた




その時。






__「なるほどねぇ…そういう事か。うん」



『…!?』

「誰だ!?」




窓がある方……私の背後から声が聞こえ

咄嗟に振り返ったそこには



「よぉ
攫いに来たぜ…うん」






私が今、会いたくてどうしようもなかった

あの人の姿があった…。







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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時

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