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▼. ページ13








−「アイツ、自分を刺したぞ…!?」


−「動揺するな、殺れ!」




「殺られんのはテメェらだぜ…うん」







________
____





それから数分が経ち、


こんな痺れを無視したらあっという間に終わった。






__[ドンッ…!!]



Aが居ると思われる個室の、
封鎖された入り口を小さな爆発でぶっ壊した。




「オイ・・・A居るか?うん」



煙を払いながら進んでいく。





『…デイダラ?』



「!」




声のする方向に目を向けると、鎖で壁に繋がれた、
ボロボロのアイツの姿がそこにあった。





『・・・来てくれたんだ、』




そしてAが浮かべたのは安堵の表情。





『見捨てられるかと思ってた』



「リーダーが迎えに行けってさ…うん」



『そうデイダラに言ったの?』



「・・・

…いや、」





誰に向かっていったワケじゃないと思うが…





「ヒマだったんだよ。うん」



『・・・そっかー』



「…」




ヘラ、と弱々しい笑みを浮かべたAの目の下には
涙が伝ったような跡があって


気付けばオイラはそれを指で拭っていた。





『…!』




目を見開いたA


その目も心做しか赤くなっている




「…泣くほど怖かったか?…うん」



『…ッ、』




そう尋ねると、
Aの大きな目からじわりと滲み出す涙。




「…!?」





目の前で泣かれるとどうしたらいいか分からない。





「ちょ…どうしたんだよ、
どっか痛えのか?…うん?」



『…ううん、』



「…、とりあえず出るぞ…うん…」





ついに本格的に泣き出したAを抱え
洞窟の外へと向かっていく。



途中、死体が積み上がってたが
旦那がやったんだろうな…


正直おっかねぇぜ…うん





ようやく辿り着いた洞窟の外には既に旦那が待っていた




「遅せーぞ、デイダラ
さっさと帰るぞ」


「助かったぜ旦那
うん」




・・・体の痺れも大分治まってきた




『デイダラ』


「…あ?」





腕の中からAが名前を呼んできて視線を向けると




『あの部屋の中から外の音聞こえてたんだけど
自分で刺したって、この足の事?』


「!」



なんだ…聞いてたのか




「大した事ねぇがな…うん」


『本当にありがとうね』


「…べっ!」




「『…べ?』」




息ピッタリに声を揃えた旦那とA





「別に・・・!」



『…?』





そんなやり取りをしていると
飛段と角都、小南がやって来た。







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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時

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