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私の後輩くん ページ1








戦闘傭兵集団 “暁”


色んな年齢層、色んな輩が集まるその中で、
21歳である私は割と若めの層だ。







…ただ。





「A、」



『…』





まるで太陽のような、綺麗な金髪を揺らしながら私に声を掛けてきたのは2つ年下のデイダラ

私の後輩に当たる。





「任務か?…うん」



『そうだよ
今行くところ』



「なら、オイラも行く」



『え』






この子はちょっと不思議で

暁には珍しいタイプの人種…というか




飛段みたいな活発さもあり
サソリのような冷酷さも持ち合わせているような


とにかく、やけに人の目を惹く…






そんな子がなぜか私に懐いているのだ。





『いや…いいよ
どうせ私の仕事全部やっちゃうじゃん』


「その方が早いだろ?うん」





(うーーん)





それもまぁ、別にいいんだけど…



年下の子に全部やらせるのもなんていうか…
先輩らしくないっていうか




この際、思う事を言ってみることにしよう。




『デイダラは私より2つも下なのに
そんな子に全部やらせるのも少し思う所があってね…』



「・ ・ ・」



『っ?』




そこまで言ったとき、
突然デイダラが目付きを変えた。






「2つ“も”下だって…?2つ“しか”だろ…うん」



『…?そ、そっか?そうだよね、ごめん…』





彼のプライドを傷つけてしまっただろうか

男の子の気持ちはやっぱり難しい。



そんな事を考えていると、


「分かってねぇな」


と呟いたデイダラが足を止めた。




俯き気味の顔を覗き込むと、彼は少しムッとした表情を浮かべていて。




『…!可愛い、』





まるで弟ができた気分だった。


思わずそう呟くとより一層ムッとするデイダラ






(かわいすぎる)




こんな一面もあるくせに、

戦闘になればまた違う顔をする…




そして、なにより私より強い



私はそんな彼を何だかんだ頼ってしまっている部分があるのだ…

そう、個人的に私はこの子にかなり興味を持っている。





それが何なのかは分からないけど

きっと異性としては見ていないんだろう…




これはきっとそういう類のものじゃないと思っている。






「行くと決めたら行くからな…うん」



『!ふは』



「何笑ってんだよ!うん!!」






ムキになるところも弟っぽくて可愛い。






「Aひとりじゃ心許ないだろ?
だからオイラがついて行ってやるんだよ、うん」



『!』





▼.→



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ハナ - 久しぶりのコメント失礼します。リクエストお願いできますか?ある事情で小さくなっちゃった夢主が暁の皆に可愛がられてるのを見ながら嫉妬するデイダラが見てみたいです!自分のペースで良いのでお願いします! (9月4日 18時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - ハナさん» レス遅れましたごめんなさいっっっ!!モグモグめっちゃ可愛いですwwww使わせて頂きます!!! (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - コメント失礼します。デイダラと二人でかき氷をもぐもぐする話はいかがでしょうか? (6月25日 21時) (レス) id: d5820d3e3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2023年6月12日 23時

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