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リ「お前、ほんと隙だらけだな。」
「そんなこと…」
リ「そんな事ない、とでも言うつもりか？」
ジリジリ詰めよるリヴァイさん。
「え、どうしたんですか」
なんかイライラしてる？
リ「俺にもそうなのか？」
「リヴァイさんにも？」
何か気に触ることしちゃったんだろうか。
リ「ちっ、はぁ…」
壁に追いやられ目の前のリヴァイさんとの距離は
縮まる一方で。
「リヴァイさん？」
リ「人の気も知らねぇで」
距離はもうこれ以上になく近くて。
「何言ってるかわからないです」
あまりにも近すぎて目を合わせられない。
リ「はぁ…俺だってサッパリだ」
返ってきた言葉は更によく分からない。
リ「ただお前を見てるとイライラする。」
「…ごめんなさい」
リ「あとめんどくせぇ。」
なんだろう、この急な展開。
全然望んでないし、好きな人にここまで言われるとか…
リ「あと、
妙にドキドキする。」
「…」
リ「…」
「え！？ど、どきど…」
リ「声がでけぇ。」
「いや、だって…」
リ「はぁ、なにやってんだ俺は」
そのまま離れて背中を向けるリヴァイさん。
リ「早く着替えろよ。」
そう言って出ていこうとする。
「待って！」
慌てて服の裾を掴むと歩みを止めるリヴァイさん。
リ「なんだ。」
背中を向けたままのリヴァイさんの表情は分からない。
ただ、その優しい声になぜか涙が出そうになる。
「もう、わかんない…」
意味もなく溢れる涙。
リ「…」
背中を向けたままのリヴァイさん。
「私、こんな気持ち初めてで…」
拭っても止まらない涙。
「分からないんです。」
リヴァイさんはそのまま私の腕を
クイッと引っ張った。
リ「また泣いてる。」
胸の中にすっぽり収まった私の涙を優しく拭う。
リ「A、俺は…」
マネ「Aー！！！もう出るわよー！！」
リヴァイさんの声を遮ってマネージャーさんが
廊下から叫んだ。
「ちょ、ちょっとまって。」
リヴァイさんに目線を移すと困ったように笑って
出ていってしまった。
「あなたが…好きです。」
呟いた言葉は届かない。
続く (更新停止中)
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あんちゃん(プロフ) - 一気に読んでしまいました！楽しみにしてます( ＾ω＾ ) (2022年7月31日 22時) (
レス) @page7 id: d756ad497d (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年2月15日 16時) (レス) @page7 id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ma2894am | 作成日時：2021年10月12日 22時
