夢物語-Delusion Story- (ページ4)

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「ついでに夕飯を食べてから帰ろうか」

「そうですね。何処で食べますか？」

「私たちがお昼を食べたところ美味しかったよ」

「Aと食べたところも美味しかったわ」

「な、なら、まだ行ったこと無いところに行きましょうか」

「そうね。行くわよA」

「あ！まってよ母上！！」

「「えっ？」」

「ん？・・はっ！
いや！！これにはワケが！！」

「無澄。逡。
置いていくわよ。」

「そういうわけで、今日だけはこの口調と呼び名なんです」

「俺も。俺も今日だけはこの話し方にしろって言われた」

(お互い大変だったんだな。お疲れ薛洋)

(名前もな)

「なら、A。私も無澄ではなく"父上"が相応しいんじゃないか？
逡もだよ。」

「逡。"母上"と呼ぶことを許すわ」

「「・・・・」」

(薛洋。今日、数刻だ。頑張ろう)

(はぁ。)

「そういえば、う、じゃない父上。
逡は良い子にしてた？」

「おい。それはどういう意味だ」

「ん？本も持ってくれたし良い子だったよ。
口調もあの３人と違うから、すごく新鮮だってよ」

(確かに。あの３人が薛洋みたいな話し方してたら虞夫人の雷、もしかしたら紫電がとんでくるな)

「そうなんだ。逡。偉いぞ。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

「おい！手が塞がってる時に卑怯だぞ！////」

「ごちそうさまでした！」

「はーい！まいどあり！！
また、家族で来てなぁー！」

「江楓眠、虞夫人。
今日は気分転換になりましたか？」

「呼び名」

「もう、家に着いたのであの呼び名は終わりですよ。虞夫人。」

「ふん！」

「あぁ、とても楽しかったよ。
また、皆で出掛けよう」

「では、私たちは帰ります。
行こう、逡」

「おやすみ。A。逡。」

「おやすみなさい」

「「はあーー！疲れた～ーーーー！！」」

「もう、行きたくねぇ」

「ダメだ。あの二人は行く気満々だ。
頑張ろう。薛洋」

「せめて、半年に一回」

「・・・説得頑張るよ」

「次行くなら私が江叔父さんに着いてくから、薛洋は虞夫人に着いていってよ」

「ぜっってぇイヤだ！！！」