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3‐A ページ6
少しうるさい教室に入り、彼に駆け寄る。
「ちーあーきー!」
そう叫ぶと、千秋はいつものアイドルスマイルで笑いかけてくる。
「おはよう!朝から元気だな☆」
止めて欲しい。朝から仏みたいに笑われると、成仏しそうだから。
「はよ。あのね、月永と喧嘩したかも…。」
「どうした?話してみろ!」
言われ無くてもそのつもり。
説明中
「なるほど。」
納得したように頷く千秋に「どうしたらいい?」と呟くように言うと、
「謝ろう。次は合同授業だからピッタリだ!」
なんて、能天気な答えが返ってきた。
あんたに相談した私が馬鹿だった。
「今回は右に同じ意見だな〜。」
薫が、頭を優しく撫でてくれながら言ってくる。
「まーねー。」
頭を撫でられたからか、朝から付いている寝癖の存在を思い出す。
指先で髪を弄りながら、適当に返事をしたらほんの少しだけ何故か謝っておこう。と思った。
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作者名:うっちゅー☆ | 作成日時:2017年3月29日 9時