AUとかの短編集！

クロスくんと白メアくん ページ38

俺は霊が見える。

多分キャラがとりついている(合体している？)せいだろう。

ぶっちゃけ、マーダー先輩の幻覚は幻覚じゃない。

普通に幽霊みたいなものだ。

色んなモンスターの思いやマーダー先輩の気持ちが魔力と混ざりあってあんな感じになったんだろう。

そして今目の前に、知らないスケルトンがいる。

それだけなら良いのだが、いかんせん若干透けています。

どうしたものか…。

『あ、あの…』

「は、はい！」

話しかけられた！素敵な声だな。

『君、クロス君だよね。いつも弟がお世話になってます。』

「はえっ！？弟！？貴方は誰ですか？」

『あ、ごめんね。ボクの名前はナイトメア。ドリームの兄で、元？ネガティブの守護者です。』






……え？

ナイトメア……？

この、綺麗で礼儀正しいこの人がナイトメア？？

(キャラ、どう思う？)

(魔力は確かにタコに近いけど…コイツ霊体だよ。)

『驚くのも無理はないよ。ボクはもう過去の者だから。』


ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ


「そんなことがあっただなんて…」

『でも今は、ナイトに感謝してるかな。君達に会えたし、AUもいい方向に進んでる。今ボクは霊体だけどナイトに体を返して欲しいとは思わないかな。』

『でもそのままだと、魔力が足りなくなって、お前は永遠に消えるぞ！』

「そんな！ダメです！ナイトメアさん。消えちゃダメです！俺が何とかします！！」

『……。ありがとう！クロス！！でもどうすれば…。』

『クロスにとりつけば？』

『「え？」』

『だから、クロスにとりついて、クロスから魔力を貰いながら力溜めれば？力がたまったら実体ぐらい作れるでしょ。』

「え…でも俺なんかでいいんですか？」

『ぜひお願い！ボクの事は白メアって呼んでよ！』

『よし決まり！クロス、頑張れよ！』

「あ、あぁ。頑張る？？」

かくして、俺はニンゲンとスケルトンにとりつかれた、珍しいモンスターになった。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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