Intuition～【MJ 】 (ページ11)

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例の如く、龍二からの突発的な緊急依頼により、貴重な私の睡眠時間と、休みはそれに奪われ、何とか完成させた…。

「うっはー、私お疲れ…(苦笑)」

龍二が手配してくれたスタジオのスタッフさんにお礼をして、日本へと楽曲を送り終えると、速攻部屋のベッドにダイブ…。

いいバイトになるけど、パティシエールとしての仕事もだいぶ任されるようになってきたんだよね…。

趣味としては、楽しいし、やりがいもあるんだけどなぁ…。そろそろ辞めて、こっちの仕事に本腰を入れるべきかも…。

そんな時だった…巡り合わせというか…サムに打診されたのは…。

サ「A、ちょっといいかな？

実は、ホテルのオーナーから、今度ホテルを新設する予定があるらしいんだけど、聞いてるかい？

次のホテルが、Aの住んでた日本なんだ。で、オーナーが、俺とAをそこのスタッフとして働いて欲しいんだそうなんだけど、どうかな？」

えッ？新設ホテル？それも日本！？

軽くパニックになったのを感じとってくれたのか、ゆっくりと考えてと、時間をくれたのだった…。

それから１週間…サムに言われたようにオーナーからも打診され、返事を早急に欲しいとのことだった。

私はアメリカからのスタッフとして働くので待遇もいいようだった。

何より8年振りの日本…年に数回帰れればいい方だったのが、勤務地が日本になるということは、魅力的だった。

あれから…、サムからも一緒に行こう。Aの故郷が見たい！と言われ、まだまだNYで修行を積みたい気持ちもあったけれど…、日本に帰ってからも修行は出来るから！と思い切って…

私は…、日本へ帰国することに決めた。

それからすぐに、私の周りでも、目まぐるしく状況が変わっていった…。