前寮長はイカれたウサギでした３【ツイステ】 (ページ38)

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「で？どうするんだ？

隠していたって、どうせすぐにリドルにバレるぞ」

「そこはほら、適当に誤魔化しさえすれば＿＿＿＿＿＿＿＿」

「何を誤魔化すって？」

後ろから声が聞こえ、エースとデュースは同時に肩を震わせ後ろを振り返った。

「「りょ、寮長……！？；」」

「君たち……なんだいその頭に生えているものは？」

「た、ただのタンコブっすよ～！」

「そ、そうですっ！」

「ふぅん？ボクにはイソギンチャクに見えるけど」

リドルの見抜くような目付きにエースとデュースは身を縮める。

『ほら君たち、自分の口からちゃんと説明するといい。

正直に話せば、首は守れるよ』

Aがそう言うと、エースとデュースは諦めたようにリドルに正直に話した。

アズールと契約してテストで楽をしようとした結果、上位５０名という契約条件をクリアできず卒業までアズールの下僕となったことを。

当然、リドルは顔を真っ赤にして怒っていた。

「アズールと契約するだなんて……首をはねてしまうよ！？」

『まぁまぁおチビちゃん。彼らは何も知らなかったんだ。

それに、あのお魚くんたちの口の上手さは君も知っているだろう？

今回は大目に見てあげてはくれないかい？』

「Aさんは１年生に甘すぎるんですよ」

怒っているリドルをAは微笑みながらなだめる。

するとリドルは溜息をついて、エースとデュースの方に向き直った。

「３０００字の反省文を提出すること。いいね？」

「「はい……；」」

リドルはそう言うと自室へと戻っていった。

「た、助かった……？」

『ウフフ。さて、私達はキッチンの片付けに戻ろうか。

君たちも、部屋に戻って早く反省文の作成を始めるといいよ。

３０００字は中々にハードだよ。ハハ！』

Aはそう言うとトレイと共にキッチンへ戻っていった。