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「君たちの気持ちはわかりました。
しかし、この状態でサバナクロー寮生たちが試合に出られるかどうか。
とくにキングスカラーくんは立っているのもやっとの状態では?」
学園長がそう言うと、レオナは笑い声を上げる。
「ふ……ふ、はははは!
ナメるなよ、クロウリー。
手負いの草食動物を仕留めるなんて、昼寝しながらだって出来る」
『じゃあ私をつっかえ棒のようにするのはやめてくれるかい?』
レオナはAの身体にほぼ全体重をかけてもたれかかっている状態で立っていた。
「俺は謝るつもりは毛頭ないぜ。
この俺に謝らせたい奴は力尽くで謝らせてみろ」
『ねぇ。だから、君ちょっと重いから。
見栄張るのやめてくれないかい?』
「あ?お前には怪我人を労ろうって気持ちがねぇのか?」
『ないねぇ!特に君には微塵もそんな気持ちが湧かない!』
Aとレオナはお互いを睨みながらそう言う。
「ってわけで、学園長。いいですよね?」
「まったく。感動的な話かと思って期待した私が馬鹿でした。
いいでしょう。予定通りサバナクロー寮の大会出場を許可します」
そんなこんなで、無事にこの事件は終息したのだった。
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ただの通行人さん(プロフ) - 一気見しました!更新頑張ってください! (2021年3月1日 17時) (レス) id: 7385924750 (このIDを非表示/違反報告)
ぎむれっと。(プロフ) - 一気に読んで来ちゃいました更新頑張ってください! (2021年3月1日 15時) (レス) id: 429885c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆 #アダマリLOVE(プロフ) - 続編おめです!!!これからも更新頑張ってください!! (2021年2月27日 9時) (レス) id: 1d165f129a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年2月26日 19時