【あんスタ】貴方の愛を求めます６【朔間零】 (ページ23)

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明星たちが練習着に着替えに行っている間、Aは秀越の事務室に書類などを届けに来ていた。

そこには、真緒とあんずも一緒にAについてきている。

『＿＿＿＿ではよろしくお願いします』

「こう見ると、姉貴って結構仕事ができるタイプなんだよな～」

「キャリアウーマンって感じがするね」

『二人して私の陰口～？』

冗談じみた言い方をして振り返るA。

「終わりですか？」

『ううん。まだ私だけ少し話があるみたい』

「姉貴だけ？」

『引率だからね。注意事項とかじゃない？』

「そっ、か」

真緒は何か思うところがあるのか言葉が途切れ途切れだ。

「……んじゃ、俺たち先に応接室に戻ってるな」

『うん。話が済んだら私もそっちに向かうから』

「わかった。行こうぜ、あんず」

そう言うと真緒とあんずは応接室へと戻って行った。

『……それで、お話とはなんでしょうか？』

事務室の受付の人にそう問いかけると、Aは事務室内の奥の個室へと案内された。