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応接室から数分かけ、校庭に戻ってきた一同。
「はひい。ちょっと時間かかったけど、校庭に戻れたね」
「秀越学園、そんなに広くなくて助かるよな。敷地面積でいうと、夢ノ咲学院の三分の一ぐらいしかない気がする」
「選ばれし者たちだけの学び舎、という話しだしな。
あまり広く作る必要はないんだろう。『特待生』だけが通ってるなら生徒数も比例して少なめだろうし」
「ええ。人口がすくないなら、広い国土は必要ありませんからね」
「あはは。行ったりきたりだね〜。俺たちが振り回されるのって珍しいかも」
『スバル君はいつでも楽しそうだね。
……ん？ねぇ、あんなところに大型車両なんてあった？』
Aは真緒の服の袖を引っ張って目線の先を向かせる。
そこには装甲車のような車があり、学校にあるのは異質な存在に皆はジッと眺めてしまう。
「あっ、見て！車の近くに誰かが立ってるよ！
あれって『Adam』のひとじゃないかな〜、先に渡されてた資料に写真が載ってた！」
すると、その人物がこちらに気づき、目の前でビシッと敬礼をしながら笑顔で話しかけてきた。
「皆さん！遠路はるばる、ようこそ秀越学園へ……☆
わざわざご足労いただき、恐悦至極に存じます！
自分は『Adam』の七種茨です、どうぞ以後お見知りおきを！
敬礼〜☆」
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年3月7日 1時
