【あんスタ】貴方の愛を求めます６【朔間零】 (ページ20)

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軍隊のような喋り口調のこの人物こそが、今回合同でライブをすることになっている『Adam』の１人である七種茨。

中性的な顔立ちに、知的な眼鏡がよく似合う男性だ。

「いやぁ、駅から遠くて辿り付くのに苦労したでしょう？

喧噪から離れて静かな環境で学ぶ、っていう建前で辺鄙な場所に校舎が建てられてるんですよね！

だから気を利かせたつもりで、駅まで車をだして皆さんを出迎えようとしたんですけど……

入れ違いになっちゃったみたいで、たいへん失礼いたしました。

深く謝罪します！あぁ、目も当てられない大失態！

あの『Trickstar』の皆さんに待ちぼうけを食らわせてしまうとはっ、一生の不覚です！穴があったら入りたい！」

ペラペラと言葉を並べる七種に、『Trickstar』もAも圧倒されている。

「本当に光栄ですっ、あぁ夢みたいです！ようやく会えた……☆

お噂はかねがね！今回は皆さんに『オータムライブ』に参加していただけるということで欣喜雀躍しておりますっ、自分は果報者ですね！

興奮します！握手していただいて構いませんか？自分、皆さんの大ファンなんです！

共演できるなんて嬉しいっ、今回は本当によろしくお願いします……！」

『サマーライブ』で同格の『Eve』と接している『Trickstar』は、『Adam』も同様に日和のように上から目線な態度で来る事を想定していたので、下手からこられて困惑している様子だった。