【あんスタ】貴方の愛を求めます４【朔間零】 (ページ45)

今日:8 hit、昨日:57 hit、合計:50,688 hit

１９５ページ45

『Ra*bits』に勝利し、舞台上に残る権利を得た『紅月』。

しかし、蓮見は生徒会でトラブルがあったといい『Ra*bits』に舞台を明け渡し去って行ってしまった。

そこで対戦相手として現れたのは、『fine』だった。

「じゃあ、もういっちょ張り切ってがんばるか！

絆を深め、成長したおれたちなら……

ぜったい、どんな『ユニット』が相手でも負けないぞっ♪」

「へぇ、どんな『ユニット』が相手でも？大きく出たものだね、仁兎くん♪」

「げぇっ……。て、天祥院！

『fine』が、舞台に上がるつもりかっ！？」

予想外の対戦相手に仁兎は警戒している様子。

『こんな序盤に出てくるなんて……英智くんは『Valkyrie』と戦うはずじゃ……』

「さすがの天祥院くんでも、未成熟の小兎を意味も無く切り刻み、晩餐会に出すような非道な真似はせんと思うがのう。

どうやら、先方が遅れているせいで、罪のない子らが弄ばれておるようじゃ」

「意地悪なことをするのう」と零は呆れた顔をする。

『えっと、つまり……』

零の言いたい事を理解しようとした矢先、舞台上に飛び出してきた者達がいた。

「ちょっと待ったぁあああ！」

飛び出して来たのは、『七夕祭』の新衣装に身を包んだ『Valkyrie』の２人だった。