検索窓
今日:2 hit、昨日:33 hit、合計:50,625 hit

187 ページ37

「___んあ〜、衣更先生って、やっぱり委員長のお姉さんやったんやなぁ。

面倒見の良いとことか、見た目の雰囲気もそっくりやもんな〜」

『え〜そう?私と真緒ってそんなに似てるかな〜?』







影片に真緒と似ていると言われ、嬉しいのか両手を頬にあてながらにやつくA。







「弟さんのことめっちゃ好きなんやな〜」

『え?なんか言った?』

「ううん。あ、そや、おれ今日これ提出してくるよう、お師さんに言われとったんよ」








そう言って影片が取りだしたのは、あんずが企画する『S1』の『七夕祭』の出演申請書だった。








『君たちも『七夕祭』に出演してくれるの?』

「おれら、あんまドリフェスには出演せーへんねんけど、今回ばっかりはそうもいかへんくて……」







影片の表情を見て何かを察したのか、Aは真剣な眼差しになる。








『昨日、英智くんに何か嫌なことでも言われた?

私は外にいたから話の内容までは知らなくて……』

「まぁ、こればっかりは『Valkyrie』の問題やし、ほっといてくれたらええよ。

……それ渡せたし、そろそろおれ、お師さんとこ戻らな」


『あ、うん。ちゃんと運営責任者のあんずちゃんに渡しておくね。

斎宮くんにもよろしく伝えて』

「そのつもりやで。ほな、さいなら〜」








影片はそう言うと笑顔で手を振りながら斎宮のもとへ戻って行った。







『ふふ、素直で良い子だなぁ影片くんって』

「それは浮気と肯定してもよいのかえ?」

『〜っ!?』






突然背後から艶気のある低い声が耳元で聞こえ、Aの背筋に霜が降りたように冷や汗が伝った。

188→←186



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
304人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 朔間零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もぶピ | 作成日時:2022年10月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。